March 31, 2006

Disc Review #157

discreview157.jpgSampler 06 "Quality Electronic Music" - V.A
あいよ、今年もA.I Recordsからレーベルサンプラーの到着です。去年のレーベルサンプラーは割合でいうと、エレクトロニカ20%・テクノ80%…という感じでしたが、今回は見事にふぃふてぃーふぃふてぃーですよ♪いや、エレクトロニカのほうがちょいと強いな。
4つ打ちデトロイト、リズミカルなエレクトロニカ、アブストラクト調なIDM…という感じ。そしてどの曲にも浮遊感のあるとても綺麗で気持ちが良いアンビエンシーなウワモノ。全体に機械的(テクノ的)な冷ややかさみたいなのも感じられ如何にもA.Iらしく、ダンス&リスニング両方に機能する、まさにArtificial Intelligenceな1枚です。Warp初期って感じですねー。ん〜好き好き♪
収録アーティスト:Rootsix、Biologic、Datassette、Pathic、Tomcats In Tokyo、Sensiva、Plant43、Moonjeanの8アーティスト。アルバムをリリースしているのは…Tomcats In TokyoとSensivaだけのようですので、新人が中心の内容ですね。どのアーティストもアルバムのタイトル通りクオリティは比較的高いと思います☆

March 25, 2006

Dsic Review #156

discreview156.jpgThe Long Road - Anomaly
ここのところマメに更新してたので急に1週間とか空くと全然更新してないように思ったりしますね。あ、地味にではありますがMixiのほうにもつらつら駄文を書き始めたってのもあります。こんな私とマイミクシー!!!って方はお気軽にどうぞ。"Dan"で検索して見つけて下さい。
ってことでこちらのAnomalyによるSGE Recordsからの2nd。購入をずっと迷っていたんですが、先日何故かwarszawaよりも¥500近くも安く売ってるのをOnsaで見つけまして、しかもOnsaってメール便で発送してくれるから送料も安いじゃん。なので¥2,000しないで買えました♪
はい、インストなブレイクビーツアルバムでございます。前半はHipHop色の濃い少々泥臭さのあるトラック。後半はそれにElectronicaを混ぜ込んだPrefuse73的なエディットで聴かせるトラック。(あんな大胆ではないですが)
タイトに打ち付けるビート、ホーンやストリングス、ギターやピアノなどのメロ〜で恥ずかしいほど甘〜いメランコリーなメロディー。ものすごく音色が豊かなので、聴けば聴くほど彼の音世界にズルズルと引きずり込まれます。そしてその音世界はひたすら心地よいのです…♪

March 18, 2006

中途半端なリリース情報

はい、早くもBoards of Canadaの新音源です。6月6日にWarpから"Trans Canada Highway"という6曲入りEPがリリースする模様です。(寝たきりすずめさんからの情報です。サンクス)
はい、次。Toytronicからのアルバムに続き、今度はBenbeculaから7月10日に"Lemodie"というアルバムをリリース予定のOcherです。音源もレーベルサイトのほうで2曲聴けます。う〜ん前作に引き続きキラキラしていて、オーケストラルっぽくもありそうです♪良さげ。楽しみ。
それと、6月にTypeからHeliosの新譜がリリース予定みたいなのですが、Boomkatで試聴した限りだと、Merckからのアルバムより個人的にかなりツボなメロが多そう♪良さげ。楽しみ。
あとは、まぁn5MDからLoessBitcrush、それとSending Orbs勢のリリースですかね。Merckも残すところMachine DrumのリミックスCDとTim Kochのアルバムで完全に終了みたいですね…。

March 17, 2006

Disc Review #155

discreview155.jpgThe Electricity In Your House Wants To Sing - I Am Robot And Proud
最近レビューばっかりしてますが、これといって珍しい盤を紹介出来てないな〜なんて思ってたりしてます。何て言うか…マニアック度があまり高くないというか…こちら系の音楽ファンなら誰でも聴いてるようなものばかりというか…。完全にwarszawaなどに頼っちゃってるので、もう少し自分の力で埋もれた財宝(アーティスト)探しをしたいなぁと思う今日この頃。そんな中、紹介するのがこちら。ってめちゃくちゃ話題盤じゃん! みたいな…。
はい、もう聴かれた方も多いかと思いますが、トロントに住む中国人Shaw-Han LiemことI am Robot and Proudの新譜がDarlaからリリースです。コロコロと転がる真ん丸エレクトロニカビートと、随所にピコピコポコポコとした8bitな音色も交え、ピアノ・シンセ・ギターによるキャッチーで可愛らしいくとても暖かいメロディー。…と彼の真骨頂であるポップ・エレクトロニカ全開という内容。ただコチラにも書きましたが、やっぱりどの曲も似たり寄ったりな感じがするんですよねー。音もアルバムの雰囲気も大好きなんですが…。でもまぁ、すごく聴きやすいのでエレクトロニカな人だけでなく、幅広い音楽ファンに受け入れられると思うので聴いてみるのも良いかと。
春のポカポカ陽気の日に花粉に塗れながら聴くのがベストかとw♪って花粉は余計ですが、これをBGMにお花見なんかしたらちょっとお洒落かも♪

Disc Review #154

discreview154.jpgFlowing Seasons - Pillow
イタリアのポストロックバンドGiardini di Miroのキーボーディスト、Luca Di MiraによるPillowのデビューアルバムが2nd Recからリリースです。
ザラザラとしたグリッチノイズ混じりのアブストラクトビート、勝手に涙が出てきそうなピアノ・ギター・ストリングスなどによるメランコリーな泣きメロディー、そして(良い意味で)やる気無さ気なウタ。
淡く切ない空気がぼわ〜っと漂っていて、暗くすごくネガティブな音世界なんですが、何だか不思議と美しさも感じられじわ〜っと心に染み入ってくるような…。生音とデジタルの混ざり具合がとてもシンプルで、丁寧さと雑っぽさ…というか、上品さと下品さみたいなものが丁度良いバランスを保っている感じがしますね。うん、良いと思います。

March 13, 2006

新曲+ライブ音源

えー、ここでも何度か紹介している大好きなArc Labネタです。
以前こちらのレビューの時にも紹介した、Arc Labの音源がフリーでDL出来るサイト"ACIDplanet" に "The Several Song"という新曲が1曲と、今年1月に行われたイベントでの彼の初ライブ音源がアップされてます。
新曲のほうは、去年Duotoneの3"CDRシリーズ「THE MUSIC FOR PLEASURE」の延長線って感じの音で女性ボーカル入りの静かめなトラック。
で、ライブ音源なんですが、全部で7曲(55分56秒)あるんですがそのうち1曲は「THE MUSIC FOR PLEASURE」に収録されてる曲(もちろんライブ・ヴァージョンです)で、あとは全て未発表曲ですねー。これがねぇ良いんですよ〜♪ライブなのにこのセットリストじゃ絶対盛り上がらないだろー?っていう彼らしい冷んやりとした雰囲気。そして彼にしか奏でられないアコギ・ピアノの美メロ泣きメロが満載!!! いやぁ〜やっぱりこの雰囲気大好きだぁ…♪
去年のこちらに引き続き、今年も彼の活躍に期待したいですねー。

あ、ちなみにACIDplanetに彼の別名儀であるVailix Arcの音源も3曲ほど置いてあるので興味のある方は是非。そちらは4つ打ちのミニマルちっくなテクノって感じですが、Arc Labらしい綺麗な音色です。

March 11, 2006

Disc Review #153

discreview153.jpgLiving Exponentially - Tstewart
いやいやいやいや、久しぶりに気持ちよく自然と体が動いちゃう音楽に出会えた感じがします♪これはホンットに気持ちが良い!!!
去年 "レーベルを閉鎖する"と発表したマイアミの最重要エレクトロニカレーベルMerckから、レーベルの看板アーティストであるMachine Drumや、SyndroneことTravis StewartのTstewart名儀でのデビューアルバムです!!! レーベルでアナウンスされてから少々遅れてのリリースとなりましたが、無事に聴く事が出来ました。そしてこんなにも良作だったとはね…。
気持ちよ過ぎて思わずチビりそうになるくらいリズミカルに打ち付けられるビート群。そしてギターやピアノなどによる色とりどりなメロディーがビートと反響し合いキラキラと弾け飛んでます☆嫌でも体が左右に揺れてしまうほどのド迫力なグルーヴ感なんですが、程よくジャズ風味なメロディーが少しラウンジ〜な雰囲気も作り出していて、今まで味わったことのない不思議な安らぎの世界がそこにはあります♪Machine Drumに比べるとすごくポップなので普段こちら系の音楽を聴かない人でもわりと聴きやすいんじゃないでしょうかね?
いや〜、ホント久しぶりに個人的大ヒットですね。捨て曲無しの全12曲、良作です♪あ、Merckからの次作はMachine Drumの2枚組リミックスアルバム、そしてTim Kochのアルバムみたいですよ♪

March 09, 2006

Disc Review #152

discreview152.jpgUdefra - Sofus Forsberg
1stはもう3, 4年前だっけ?まだ私がエレクトロニカ聴き始めの頃でしたね。前作同様デンマークのJenka MusicからSofus Forsbergの2ndです。前作の頃に比べると自分の耳もすっかりエレクトロニカな耳になっているので、じっくりと深く聴くことが出来ました。アルバムの流れ的には前作と非常に似てまして、前半にちょっとそそられるメロディーなんかもあって先の展開に期待しちゃうんですけど、その後はこれといって"おぉ!"っていう展開もなく地味〜に進行していく感じ…なんだけど、これ聴けば聴くほど系ですよ。前作と比べると無駄がなくなってスッキリとミニマルな印象。ノイズ混じりのエレクトロニカ・ビートと、深いところで地味に奏でられるあまり存在感がないメロディー。だけど不思議と音色豊かに聴こえるんですよね。丁寧にプログラミングされた、IDMらしくもある機械的な音なんだけど暖かさも感じられる、ものすごくエレクトロニカらしい作品です。T09とか地味に良いもん♪
是非、一聴…じゃわからないから良いと思えるまで聴いてもらいたい1枚ですね。

March 05, 2006

Disc Review #151

discreview151.jpgSuburb the Record Label - V.A
去年末ぐらいから、MerckNeo Ouijaなどの優良レーベルの閉鎖という何とも悲しいニュースが目立ちましたが、閉鎖するレーベルもあれば、新たに動き出すレーベルもあるわけです。で、今回紹介するこちらがUKの新レーベルSuburbのLabel Samplerになります。
新レーベルのLabel Samplerということで、"今後ウチからはこんな方向性でこんな雰囲気の音をリリースしていきますよ、どうぞよろしく"…みたいな感じなんでしょうけど、収録アーティストをザッと見た限りだと、そんな悪いレーベルじゃなさそう…というか寧ろ期待しても良いんじゃないかな?という印象だったので、迷わず購入したわけです。で、聴いてみたらやっぱり期待出来そうです♪
アーティスト陣は…Immovable Object、Nameless、Blamstrain、11t1、Bovaflux、Buddy Peace、Hyl、Praveen
HylとPraveenは1曲ずつ、それ以外のアーティストは2曲ずつの計14曲収録です。
というか、今気づいたんですが、閉鎖してしまった2大レーベルのMerckとNeo OuijaからリリースしているBlamstrain(Merck)とPraveen(Neo Ouija)がいるんですよね…。
で、音なんですが、丁度MerckとNeo Ouijaの中間的な音って感じでしょうかね。ちょっと違うかな?これといって目立った展開もなく地味に感じるかもしれませんが、音色的には綺麗ですし、メロも地味ながらなかなか耳を傾けさせられるものが多いように感じます。こちら系の音好きは今後チェックすべきレーベルになりそうですね。楽しみです♪

March 04, 2006

Disc Review #150

discreview150.jpgTransparencies - Plumbline/Roger Eno
レビュー続きまーす。後がつっかえてるんでね…。って別に手抜きするわけじゃありませんよ。レビューするの楽しいですから。ってことで、こちらをご紹介。
映画音楽などを手掛けるアンビエント・コンポーザーRoger Enoと、建造物や景色などから得たものを音で表現するアーティストPlumblineによる作品です。Hydrogen Dukeboxから。Roger Enoによるハーモニカ・オルガン・ピアノなどの美しく繊細で透き通るようなメロディーに、Plumblineによるエレクトロニクスなビートを混ぜ合わせた王道的美麗エレクトロニカ。ビートが少々ミニマルっぽくもあって硬質で単調にも聴こえるんですが、メロディーがその硬質さと単調さを和らげていて、楽曲をより深みのあるものにしてくれています。
ビートはともかく、このRoger Enoのメロディアスなアンビエンスのセンスはかなり自分好みかも。彼の他の作品も聴いてみましょうかね。あぁ…癒される…。

Disc Review #149

discreview149.jpgTokyo - Guitar
Morr Musicからの1st、日本盤のみでリリースの2nd "Honey Sky" に続きOnitorからMichael LucknerによるGuitarの3rdアルバムです。何か同時期に4thもリリース?って話もあるとかないとか…よう分かりません。
さて、今作ですが、アルバムタイトルや収録曲名などからも見て取れるように「和」をコンセプトとした作品に仕上がっております。シンプルなブレイクビーツに、優しいシンセとシューゲイズが空間を演出し、前作同様日本人ボーカルのAyako Akashibaの唄、そして琵琶や琴など日本の伝統楽器によるオリエンタルな暖かみを感じさせるメロディーが響き渡り、とてもほのぼのとした春らしく幸せいっぱいな内容です♪
こういう海外の人から見た日本のイメージって大好き。日本人で良かったなって思う。

March 02, 2006

Disc Review #148

discreview148.jpgColor Strip - Jimmy Edgar
はい、MerckからリリースされたKristuit Salu vs. Morris Nightingale名義のアルバムは、Prefuse 73Machine Drumと並んで、Electronica Meets HipHopなどと言われたアルバムでしたね。私自身このアルバムは大好きだったので、Jimmy Edgarと名義を変えWarpで働くようになってからも彼のことは気になっていました。
んで、今作です。Kristuit Salu Vs. Morris NightingaleでのHipHopさは微かに残ってはいるんですが、出身がデトロイトということもあって、 エレクトロ臭がぷんぷんするデトロイトサウンドな仕上がり。何かいかにも最近のWarpが好みそうな音で、万人受けしそうですけど、正直今の自分にはオサレ過ぎます…。というか何だか格好付けてる感があってどうにもこうにも…。聴いてて恥ずかしくなるw

March 01, 2006

Disc Review #147

discreview147.jpgSoft Money - Jel
こんにちは。な〜んか、レビュー久しぶりな感じがしますが、そうでもないみたい?今週買ったのを早く聴きたいので、先週買った分をレビュらなきゃとちょいと焦り気味。とりあえずCD買い過ぎっちゅー話です。自粛したくても出来ませぬ…。完全に病気です…末期です…はい…。
ってことで、13&God, Subtle, Themselvesでの活動でもおなじみ、AnticonのビートマジシャンJelによる新作です。私はもともとHipHopな人間ではないし、Anticonって確かAliasがきっかけで聴き出したので、Jelってそんなしっかりと聴き込んだことがないんですが、思ったよりとビートが薄くてシンプルだね…って印象。ほら、MPC使いでも有名じゃないですか。ビートマジシャンとか言われてるし。だからどんなビート聴かせてくれるのか楽しみだったんだけど、あれ?意外と普通だね…みたいな…w。でも悪いってわけではなく、IDM/HipHopなAliasに比べるとHipHop色が強く随所にロックな味付けもあったり、Poor Righteous TeachersのWise IntelligentやMs. John SodaのSteffi Bohmをゲストに迎えてのボーカルなどアナログな温もりもあって、全体的にしっかりとしたグルーヴを感じます。だけど何だかElectronicaっぽくも聴こえちゃう感じが如何にもAnticonっぽいなって。Anticon…やっぱり格好良いね♪