December 30, 2006

2006 BEST !

2006年、みなさんのElectronicaはどうでしたでしょうか? 今年は本当に良作続きで良い音をたくさん聴く事ができました。けど疲れたぁ…w。あまりにも良リリースが続くから途中で何度も "誰か止めてぇ…"って思いましたけど、聴かずにはいられないんですよねぇ…。んで、なんだかんだと今年は、去年の120枚を上回り…140枚もCD買っちゃってたわけですよ。今年分でもう1年楽しめちゃいますよ。おバカさんにも程がありますよ。でも、今年買ったCDを眺めてると「仕方なくね?」って思う。どの音にもしっかりと心動かされましたし…。まさに、お金で買えない価値ってやつです。
ということで、Electronica中毒者の皆様、今年は本当にお疲れさまでした! そして今年はAIRs:BLOGを見て下さった方々からたくさんのメッセージも頂きまして、本当に嬉しく思っております。ありがとうございました。これからもよろしくです! では、私的 "2006 BEST DISC TOP10!"を発表させていただきます♪


2006 BEST DISC TOP10

discreview141jpg10. Exit to Riverside - The Considerate Builders Scheme
2005年に、今は亡きNeo OuijaからリリースされたSeven Ark名儀のアルバムからは予想もつかない音をしていて、何処かダサさみたいなものもあって、それが何だか新しい感じがしたり、Seven Arkとのギャップとかもあったりして、妙に惹かれた1枚でした。(Review Page

discreview193.jpg09. Go Out And Sea - Near The Parenthesis
これ、リリース時にDuotoneで見事買い逃してしまってたんですが、もしこれ聴けてなかったら年越せませんでしたよ。もうね、何度も何度も泣かされました。去年のArc Labといい、Music Made By Peopleはマイナーながらも良いレーベルだなぁと思わせる作品です。とにかく音が優しくて綺麗すぎるんだよなぁ…。(Review Page

discreview217.jpg08. Maze - Scone
この盤がこの位置っていうのが今年の凄さを物語ってますね。FunckarmaKettelというある意味無敵な組合せ。ビートの魔術師Funckarmaとメロディーの魔術師Kettelが合わさっちゃったら良くないわけがないんですよ。「さすがだねぇ…」とただただ感心するばかりでした。まさに職人技。(Review Page

discreview169.jpg07. In Distance - Bitcrush
う〜ん、これも素晴らしかったですねー。聴いた瞬間にトップ10入り確実だったアルバムの1つ。めちゃくちゃ聴いた。じっとして聴いているとジワジワと音に飲み込まれていくのが分かるんですよね。そしてもの凄く気持ちがよい。今年のn5MDを代表する作品でした。(Review Page

discreview164.jpg06. Awakes - Syntaks
上のBitcrushと同じくシューゲイズ系ですがスケールのでかさでこちらの勝ち。ってか今年聴いた中で最もスケールのでかかったアルバムかも。 聴いた瞬間「こりゃヤベぇぞ…」って思いましたよ。音の波が次から次へと押し寄せてきて気持ち良く溺れさせてくれました。(Review Page

discreview181.jpg05. My Dogan - Kettel
Kettelのこの位置は予想外です。Sending Orbsのサイトで試聴しただけで発狂し、CD聴いたら発狂だけじゃ済みませんでした。ただ、ちょっと飽きのくるアルバムかなぁと…。それでこの位置。でもホント十分過ぎる内容なんですよねw。欲が出る。(Review Page

discreview185.jpg04. Sun, Strength, And Shield - DoF
はい、文句無しにランクインです。前作より聴きやすくなったしまとまってるなぁと…。この成長が何だか素直に嬉しくてw。そして彼のメロディーはいつももの凄くポジティブで元気が出るんです。今回は特に。ホントこれは素敵なアルバムですね。キラキラ☆(Review Page

discreview182.jpg03. Sonorapid - aus
sonarsoundへの出演、年2枚のアルバムリリースなど見事なまでの活躍で私的にも今年はausな年でした。今年の2枚のアルバムは両方ともランクイン出来ちゃうほどなんですが、あえてこちらを選びました。U-coverからの前作と作風がガラっと変わっていたあの時の驚きと感動は忘れませぬ。(Review Page

discreview184.jpg02. A Cinema For Ears - Tickles
ausに続き日本人アーティストが上位にランクインです。これは意外な掘り出し物で、もう聴いた瞬間嬉しくて嬉しくて涙出そうになりました。初めて聴くアーティストで、しかも私と地元が超近いというw。横浜のHMVでのインストアライブに行けなかったのが未だに心残り。(Review Page

discreview174.jpg01. Eingya - Helios
このリリースは事件でしたね。恐らく永遠に語り継がれていく作品でしょう。これ聴いた時は本当に震えました。言葉を失いました。もうこのCDだけ持っていればいいや…って思いましたしw。これを越す作品って当分…ってか一生出て来ないんじゃないかと思います。(Review Page

December 29, 2006

AIRs:BLOG Compilation - The Second Half of 2006

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AIRs:BLOG Compilation - The Second Half of 2006
01. From Home / Tycho
02. Songs And Movies About Los Angeles / Near The Parenthesis
03. The Safest Place / Last Days
04. Lurid Sky And Tama Stream / Ametsub
05. I Am Not Into It If You Are Into It / Ametsub
06. Herr Barr / Clark
07. Jugofu / Automotive
08. Chik Habit / The Flashblub
09. Health of the State / DoF
10. Soda's Theme / Ilkae
11. O Mexico / Dosh
12. Auto Auto / Nara
13. Beyond the Curve / aus
14. Moa / Tickles
15. Bion Glent / Funckarma
16. Ketayson / Scone

あい、どうもー。毎年この時期はCDの整理整頓に大忙しです。ということで恒例の、2006下半期ベスト(自己満)が出来上がりましたとさ。自分的には上半期分より良いものが出来たかなぁ…と。恐らく上半期はアルバム的に良いものが多く、下半期はどちらかというとトラック的に良いものが多かったので、こういうベストには持ってこいな感じだったのでしょう。どれもこれも外せない素晴らしい曲ばかりです♪
あ、Ametsubさん2曲入ってますが、この2曲は聴けば分かりますが2曲で1曲みたいな創りなので…。前半のLast Daysまでの3曲がいきなりゆるゆるですが、その後の徐々に盛り上がってくる感じが良いなぁ…みたいなw。DoFからラストのSconeまでなんて(私的に)贅沢過ぎますよ♪

さーて、1年の締めくくり、2006年ベストアルバムの発表準備に取り掛かりますか。はたして今年は何枚CD買ったんだろう…確実に去年の120枚より多いのですが…。数えるのがちょっと恐い…。

December 26, 2006

Disc Review #220

discreview220.jpgIndicator - Oblong
年末のこのクソ忙しい時期にわざわざこんなブログ見にきてくれる人なんていないとは思いますが、やっぱりもう1枚紹介させて頂こうかと…。ってか、このクソ忙しい時期にこそ聴いて頂きたい素晴らしい作品です。
Expanding Recordsから、レーベルオーナーのBengeことBen EdwardsとDave NIce, Sid Stronach らによるOblongのアルバムです。Benによるドラム・マシン、シンセなどのエレクトロニクスサウンドと、他メンバーによるギター、ベース、ピアノなどの生楽器による暖かい音色。そして時間を切り取ってしまったかのようなフィールドレコーディングスが随所に散りばめられ、それらが絶妙なバランスで優しく繊細に混ざり合い、クセがなくスマートでゆったりゆったりジワジワジワジワ染み入ってきます。なんというか人肌を感じるというか、体温に近い温もりがありますね。音の分厚さや重なり具合、奥行き感などなど、全てが本っ当〜にベストバランスなんですよ。音数も多くないしものすごくシンプルなのにこれだけの表現が出来ちゃうって…神業です。
何だかとても2006年のエンディングに相応しいというか、今年のエレクトロニカシーンにピリオドを打てた感じがしました。安らぎと幸福感に満ちたとっても素晴らしいアルバムだと思います♪良作☆

December 25, 2006

Disc Review #219

discreview219.jpgAll The Darkness Has Gone To Details - Ultre
今年最後のレビューかも。いや、時間があったらもう1、2枚やるかも。今年は最後まで気が抜けないかも。そろそろ年間ベストの準備かも。かもかも…。
はい、先日紹介したこちらConcrete Plasticという新レーベルのコンピに参加していて、ちょっと気になっていたFinn McNicholasことUltreAudiobulbから1stアルバムをリリースです。ってかConcrete Plasticのコンピで気になっていたのは確かですが、正直ここまでやってくれるとは思ってもみませんでした♪みなさん、2006年最後の爆弾投下ですよ。避難避難。
大胆且つ繊細に組まれたノイジーで少し歪んだIDM〜インダストリアル〜ブレイクコアなビートが伸びやかにリズムを刻み、ピアノやギター、ヴァイオリンによる、どこか不格好というか不思議な響きをするとても深みのある美しいクラシカルなメロディーが曲全体を包み込み、ホント不思議な世界観です。リズム・メロディー共にものすごく存在感があるのに、曲自体は全く重たいという感じはなく寧ろシンプルに聴こえ優しく暖かい。このサジ加減はなかなかだと思います。何だかとても新しい感じがして文句無しの良作♪
とりあえず騙されたと思って彼のMyspaceにある"Tics(アルバム未収録)"という曲聴いてごらん☆

December 24, 2006

Disc Review #218

discreview218.jpgFragments - V.A
ジングルベ〜ル♪ジングルベ〜ル♪鈴なんか鳴りませんよ。ということで私は今年もエレクトロニカと過ごすクリスマス。あー楽し。そしてこれを読んでるあなたもエレクトロニカと過ごすクリスマス。あら素敵。寒空の下、ノロウイルスと過ごすなんてごめんだね。バーカバーカ。
そんなこんなで、CDリリースも残すところ2枚となったMerckからクリスマスプレゼント。今作は音楽CDではなくデータCDです。なので、CDプレイヤーなどでの再生は出来ませんのでご注意下さいませ。PCでのみ再生可能です。
んで、内容なんですが、これまでMerckからリリースされたCDやヴァイナルなど全てのアートワークを集めたアートギャラリー、それとMerckお馴染みアーティストによる新曲&リミックス音源。そしてMerckのIDM特攻隊長Proemによる2001年から2006年に行われた9回分のライブ音源を収録! と、もの凄いボリューム…のようですが、何だか内容的にとても中途半端な感じが…w。新曲&リミックスは、とてもMerckらしい音なんですが、何か波がないというか…アーティストも微妙な感じだし…w。あと、Proemは大っ好きなアーティストで、素晴らしいのは知っています。だけどライブ音源をいくらCDで聴かされても良さが伝わらないので早急に来日して下さい! と切実に思いましたw。う〜ん、もっと今までのMerckを総括したベスト的なものだと勝手に思っていたんですけどね。アートギャラリーが一番楽しめたかもw。

December 15, 2006

Disc Review #217

discreview217.jpgMaze - Scone
師走真っただ中ですが、みなさま如何お過ごしでしょうか? 風邪など引いていませんか? 風邪なんか引いてる場合じゃありませんよ。今年も残すとこあと僅かだというのに…またしても良盤ですよ。はい、ヒソヒソと噂されていた超強力ユニットがやっとお目見えです! オランダを代表する2大エレクトロニカアーティストFunckarmaKettelが手を組み足を組み、Sconeというユニットに変身しMoamooより登場。
いや〜FunckarmaとKettelの組合せって聞いただけでヨダレ出ますね。ホント贅沢極まりない感じなのですが、今作はどちらかというと全体的にFunckarmaが主導権を握っている感じがして、アルバムの雰囲気もFunckarma色が強い印象を受けますが、Kettelのアンビエンスな美メロがFunckarmaの無機質で冷たい無色なビートに、ほんのりと色を付け、温度を上げ、広がりを持たせ、柔らかく暖かい幻想的な空間を作り出し、Funckarmaのビートは相変わらず網の目のように複雑に入り組んだ構成をしているのにも関わらず、優しく奏でられるメロディーを潰すことなく(というか引き立てつつ)、自分たちの音もしっかりと聴かせるビートメイクにはホント圧巻です。ちなみに、まだまだ記憶に新しいKettelのこちらのアルバムや2004年にNarromindedからリリースされたHydrusとのスプリットからの曲のメロディーなんかも使われてたりしてますね。
いやいや、まさに両アーティストの良いとこ取りといった感じの最強で最高なコラボ作品に仕上がっちゃってます。ってかこの組合せはある意味無敵かも…そして卑怯w。はーい、良〜作♪

December 09, 2006

Disc Review #216

discreview216.jpgArtificial Horizons - SM
これ、DLしたの先月なんですけど、色々と他に聴くCDとかあってDLしたままずっと後回しにしてたんですが、最近ようやくゆっくり聴きいてずっとヘヴィーローテーションっつーやつです♪何かチラホラと紹介してるサイトさんも見かけるんで今更ここで紹介することもないかなぁ…と思ったんですが、何しろヘヴィーローテーションっつーやつなんで一応…。
ロシアのネットレーベルElectroSoundから先月リリースされたSergey YakimovによるSMのアルバム。ネットレーベルで久々の大当たりって感じですよ。無料でDLするのが申し訳ないって思っちゃうほどですもん。ズシ〜ンと重たく分厚いMerck系のシンプルなブレイクビーツに、Shaped Harmonics系の如何にもロシアンなクリアで冷たい極上アンビエンスメロディーがゆらゆらと浮遊しながらゆっくり響き渡り、冷気が体にじわ〜っと染み入ってくるような…そんな音世界を作り上げてます。
あ〜メロディーが本当に美しい…。恐らくピアノ好きな人は鼻血出ると思います。もしかしたら鼻血だけじゃ済まないかもです。気を付けて下さい。

December 02, 2006

Disc Review #215

discreview215.jpgLang - aus
まだまだ記憶に新しいausの傑作3rdアルバム"Sonorapid(Disc Review #182)"から半年も経たないうちに4thアルバムのお目見えです。今年10月に行われたsonarsoundにてausさんと初めてお会いさせて頂き「Benge(Expandingオーナー)マスタリングでLinus主宰のPreco Recordsからもうすぐアルバム出ます」と聞いて、鼻の穴膨らませ期待大にしてリリースを待っていましたが…いや〜素晴らしいです。
前作の3rdアルバム "Sonorapid" はcokiyuさんなどの女性ヴォーカルをフューチャーした優しい音色のエレクトロニカ作品でしたが、今作はU-Cover cdr limitedからの1st, 2nd(Disc Review #089)の路線で、綿密に組み立てられたドラムンベース〜グリッヂなIDMビーツが時に激しく、時に静かに繊細なビートを刻み、シンセやギターなどによる静かに優しく奏でられる美しいメロディーはシンプルながらも複雑なビートに埋もれることない存在感と、聴く者に何かを訴えかけているような優しく強い説得力が感じられます。とても機械的な音なんだけど何だか身近に感じる音というか、私たちの平凡な日常のワンシーンを切り取ってそれを音で表現しているような…そんな空気感があります。
ってか、私のこんな駄文レビューで逆に汚してしまうんじゃないかと心配してしまうほど美しく、でもレビューせずにはいられないほどの良盤なのです。必聴!