July 27, 2007

Disc Review #260

discreview260.jpgEksel - D'arcangelo
いや〜、D'arcangelo…懐かしいなぁ。私がエレクトロニカ入門したての頃に、何故だか全然覚えてないけど彼らの2ndを買って聴いたんですよね。特に激良盤ってわけでもなかったんですけど、あの頃は全ての音が新鮮に聴こえていたんで今でもすごく印象に残ってるアルバム&アーティストなんですよ。そんなD'arcangeloが前作同様Rephlexから5年ぶり!? となる新作3rdアルバムをリリース!
少しテクノっぽくミニマルさのあるミドルテンポなブレイクビーツと、派手さはなくとてもシンプルだけど、ものすごくクリアで素直に奏でられる美しく心地よいメロ。
何かこのアルバムだけ時が止まっているかのような、初期Rephlexのオールドスクールっぽさや、WarpのA.I時代を思わせるテクノ〜エレクトロニカなIDMサウンド100%という感じ。だけど、不思議と音に古さは感じません。全体的にものすごく地味だけど、何だか深みがあってじっくりと良さが滲み出てくるような…。こういう長く楽しめるアルバムは大好きですね♪良作!!!

July 23, 2007

Disc Review #259

discreview259.jpgMirror Flake - Cokiyu
ausの作品でのヴォーカルでお馴染みCokiyuが、ausとMiyauchi Yuri主宰のレーベルFlauの第一弾アーティストとしてデビューです!!! コンピやマイスペで音源は聴いていてアルバムのリリースを心待ちにしていたアーティストの1人だったので、やっと出た〜!!! って感じです♪aus君も絶賛していたのでかなり期待しちゃっていたんですが…う〜ん♪期待通りでした☆
アコギやピアノなどの生楽器による淡くぼやけたユラユラと浮遊する柔らかく控えめなメロディーと、程よいノイジーさのあるアブストラクト〜アンビエントなちょっと切なく心地よい電子音。そしてCokiyuの唄が音と共に優しく静かに響き渡ります。
機械的な繊細さと冷ややかさのある音の中に、少しずつ温かくポップな音色を混ぜていき、それがじわ〜っと滲んでいくような…そんなポップ過ぎないポップさで、ホントすんごく心地よい温度感ですよ。とてもエレクトロニカらしいアルバムだと思います。そしてとても良作だと思います♪

July 16, 2007

Disc Review #258

discreview258.jpgThe Airship - Port Blue
先日、eco.さんとこで紹介されていた、こちらのAdamというアメリカ人によるPort Blueというアーティスト。これが本当に素晴らしいのでウチでも紹介しちゃおうかと…。フリー音源なのでとりあえずこちらからDLしてみちゃって下さい。
このアーティスト、特に特定のレーベルから作品をリリースしてるってわけでもなさそうなんです。ってか有力なアーティスト情報がないので詳しい事が全く分かりません…。しかし…音は素晴らしいのです。
柔らかくしっとりとしたブレイクビーツと、アンビエンスな空間に美しく静かに響く少しポップでメランコリーなピアノによる泣きメロディー。少し感傷的な冷ややかさを感じるんだけど、ほのぼのとした温もりとポジティブさもあって、シンプルな曲構成&展開がとても聴きやすく・分かりやすく、じわ〜っと音で体が満たされていくような感じがします。恐らくピアノ好きにはヨダレものですね。私もヨダレが止まらず困ってます。特に2, 3, 4曲目激良♪
他に、"Arctic"と"Albatross EP"という作品がDLできますので気になる方は是非☆

July 13, 2007

AIRs:BLOG Compilation - The First Half of 2007

first-half07.jpg
AIRs:BLOG Compilation - The First Half of 2007
01. N.O. R.E.T.U.R.N. / Jonson
02. Faex Decimate / Legiac
03. Noop / Bola
04. Vernor Vinge / Christ.
05. 冬の花 - Snowflakes / Piana
06. With Rain / Aus
07. Riverside Sunshade / The Retail Sectors
08. Theatre of Signs / Victor Bermon
09. Hanging On / People Press Play
10. Atlas / Battles
11. Step Behind The Yellow Line / Damiak
12. Csanca / ST
13. Nara / Hiroaki Asai
14. Aftershocks And Afterthoughts / Small Sails
15. Zalig Zijn De Armen Van Geest (by Kettel) / At The Close Of Every Day
16. Goodbye / Ulrich Schnauss

こんにちはー。いや〜6月終わりに大御所のリリースが続いちゃったりして、毎年恒例の自己満ベスト(上半期分)がちっともまとまらねーって感じだったんですが、まぁなんとか形になりました。
今年上半期は去年の上半期に比べると、ガツン! とくるような盤が少なかったから駒不足かな? と、ちょっと心配していたんですが、選曲した曲を並べて通して聴いてみたら…まぁまぁ良いんじゃないかと…。
Christ.→Pianaとかあり得ない流れっぽいですけど意外と有りですw。Battlesが入ったことは自分でも予想外だったんですけど、どうやら自分が思っている以上にこの曲好きみたいですw。Arc Labとかなり迷ったんですけど…。
エレクトロニカ・シーンがそういう状況なのか、自分の好みの変化なのか…今回はだいぶポップですね。IDM寄りな曲なんて前半4曲だけですよ。。。生音系で柔らかく温かい雰囲気のメロディアスな楽曲が多いかな。ってかホント、メロディーだらけですね。。。もういいよ…ってぐらいw。

July 09, 2007

Disc Review #257

discreview257.jpgGoodbye - Ulrich Schnauss
先週から、KettelLegiacBolaUlrich Schnaussをエンドレスでリレーしてます。こう並べてみるとすごいメンツですわね。そんなリレーのアンカーを務めるみんな大好きウルリ君の4年ぶりとなる3rdアルバムがIndipendienteDominoからリリースです! いやー何かホントやっと出た…って感じがします。久しぶりのリリースなのに "Goodbye" というタイトルなのがちょっと気になりますが…。
伸びやかで奥行きのある柔らかいビートと、メランコリック且つサイケデリックな壮大で美しいメロディーライン…の、相変わらずのドリーミーポップ・アンビエンスな雰囲気とシューゲイザーなサウンドは健在ですが、今作では彼がキーボードを担当しているバンド "Longview" のRob McVeyとの共作曲などで大々的にボーカルを導入したり、今までにないアグレッシヴさを感させる曲など、これまでの作品の中で一番ロック的アプローチを見せた作品に仕上がっています。
さすがに1stを聴いた時のような感動はなかったけど、やっぱり良いです。音の柔らかさ、曲の展開・広がりがホント気持ち良過ぎです。個人的には、Rob McVeyとの共作曲"Shine"と、タイトル曲の"Goodbye"ですかねー。ってか、彼の音は是非1度野外で聴いてみたい♪

July 06, 2007

Disc Review #256

discreview256.jpgKroungrine - Bola
はーい。Skamから、お馴染みDarrell FittonによるBolaの3年ぶりの新作! んぁ〜ホント素晴らしい。ドスーンドスーンとゆったり大胆に打たれるブレイクビーツと、それに絡み付く太いベースライン。そして、Bolaのサウンドの軸でもあるディープなアンビエンスさを残しつつも、一音一音輪郭がくっきりしていて、どこかポップに響く温かくクリアなメロディー。これまでの作品からいい感じにミニマルさが排除され、全体的に曲の温度が上がりほんのりと柔らかくなったような印象です。音に変化は見られるけど、クオリティはそのままにしっかりと自分の音にしちゃってるあたりは素敵過ぎますね♪T02なんてMerckAlias系のIDM/HipHopでめちゃくちゃ格好良くてハァハァ...します。
ただ、どこのレビューでも書かれていますが、例えとしてManualUlrich Schnaussを出すのにはちょっと無理があるんじゃないか? と思うのは僕だけでしょうか…w。

ところで、warszawaでこのCD(国内盤)買われた方、Warszawa限定音源DL出来ました? 私は無事に出来ましたけど、まんまとSkamマジックにやられまして、もう少しでBeatinkに抗議の電話するところでしたよ…w。

July 05, 2007

Disc Review #255

discreview255.jpgMings Feaner - Legiac
7月ってことは上半期ベストが出来上がっていないといけないんですけど、今年はちょっと遅れてます。だってさ、6月終わり頃になってBolaだのウルリ君だのって大御所のリリースが続いちゃったもんだから、ちっともまとまらねぇっつー話なんす。来週か再来週までには何とかしたいなぁ…。
はい、去年怒濤の働きっぷりを見せたFunckarmaが、今度はサントラを手掛けるCor Boltenというアーティストと手を組み、新プロジェクト "Legiac" をSending Orbsより始動です。
FunckarmaによるソリッドなゴリゴリIDMビーツと、Cor Boltenによるゆらゆら浮遊する音響/アンビエンス〜オリエンテッドなウワモノが見事な具合で混ざり合い、Funckarmaのダークで無機質な世界に、Cor Boltenが優しく温かい光を照らしているような…とても神秘的でディープな音空間を作り上げています。Funckarmaの数あるプロジェクトの中でも最もアンビエンス色の強いプロジェクトですね。
ってか、良い悪いは別として、Funckarmaの音にはKettel(Disc Review #217)よりCor Boltenの方がマッチしているように思いました。そんな感じで良作です♪

July 02, 2007

Disc Review #254

discreview254.jpgWhisper Me Wishes - Kettel
前作(Disc Review #181)からちょうど1年くらいか。コンスタントにリリースを続けるKettelの新作は古巣DUB Recordingsから。今作は2003年にDUBからリリースされた12インチ "Cuddle And Then Leave" の収録曲と、その12インチで参加していたクラシック奏者をフューチャーしての作品となります。
今作でもKettelらしい柔らかく色鮮やかなポップなメロディーと軽快に弾けるブレイクビーツは健在ですが、全体的にやはりクラシックな要素が目立っていて、ピアノやストリングスによるメランコリックでムーディーでアンビエンスな美しいクラシカルなメロディーが絡み合い響き渡り、いつもよりグッと上品で大人なサウンドに仕上がってます。ただ、ちょっと曲調がバラバラというか、中途半端というか、まとまりがないように感じるところとかありましたけど、まぁ…いつも通りのさすがKettelといった内容ですよ♪6、7曲目がとても美しいので、逆に全曲こういう感じの曲で構成したらもっと良かったかもね…とか思ったりw。

Mush Records / & records showcase tour in Japan 2007

070701.jpgはい、昨日Lymbyc Systymのライブへ行ってきましたよ。
会場に入った途端「Danさんですよね?」といきなり声を掛けられ振り向くと…aus君。お話しさせて頂くのは久しぶりだったので、思わずaus君の今後の予定・主宰レーベルflauの活動などなど…いきなり聞きまくりの失礼っぷり! しかもこの日はゲストで入れてくれたのに…。ホントすみません&ありがとうございました。これからもよろしくです(図々しい)
で、aus君と別れ、寝めさんと合流してご挨拶。あーだこーだ話してるとyamyさんも合流。そしてこの日お会いする約束をしていた音楽繋がりのマイミクさんeco.さんとも無事に初対面することができ4人で音楽話に花を咲かせる。そうこうしていると、私がこの日密かに楽しみにしていたThe Retail Sectorsのライブが始まった。
思った以上に激しめのシューゲイズ系ギターとベースのバンドサウンドと打ち込みビート。ちょっとウワモノが激し過ぎてビートが聴こえにくかった…。でもギターのメロディーがすごく綺麗だったので今度CDでちゃんと聴きたい。
次はお待ちかねaus君のライブ。今回はcokiyuさんではなくVJ引き連れてのライブ。相変わらずの繊細なビートとメロディー。本当にあの音聴くとゾクゾクします。新曲だと思うんですが、aus君にしては伸びやかなブレイクビーツとアンビエンスなウワモノの曲(VJが空の映像だったやつ)がものすごく良かった。やっぱaus君の音はめちゃくちゃツボです。
次は何とかっていうアーティスト(すみませんホント忘れました)のライブ。アブストラクトなビートに乗せて怪しげに歌う女性Voもの。何度か聴いたら好きになるかも…と思いました。
続いて、今回の目玉アーティストの1人Boy in Static。私は未聴だったのでちょっと楽しみにしていたんですが、シューゲイズ系バンドサウンド。好みではなかったけどドラムのパッド叩きが凄まじくて見入っちゃいました。
1日中立ちっぱなしで私の腰が悲鳴をあげ始めたのでちょっと休む…。
で、Lymbyc Systym登場。このアーティストは私的にアルバム(Disc Review #237)がいまいちだったので全然期待してなかったんですが、演奏が始まったら"あれ? こんなに良かったっけ?"ってw。ライブには定評があるとは聞いていましたけど…あそこまでとは思いませんでした(汗)。2人だけで演奏しているとは思えないくらいの数の音を操り、バカスカ叩くドラムのテクニックに圧倒され…。とにかく素晴らしかったです。めちゃくちゃ筋書き通りくさいアンコールもあり、無事ライブ終了。
いや〜Lymbyc SystymはCDよりライブのほうが全然良いですね! 絶対もう1回観たい!

YouTubeでLymbyc Systymのライブ映像がいくつか観れますので気になる方は是非! こちら

July 01, 2007

Disc Review #253

discreview253.jpgLeaves Your Puzzled - At The Close of Every Day
さて、At The Close of Every Dayというバンドのリミックスアルバムです。私このアーティストについて全く知らない上に、オリジナル音源すら聴いた事ないので、レビューを書く資格なんてこれっぽっちもないんですけど、参加しているリミキサー陣がなかなか豪華なメンツ揃い&とっても良盤なので紹介せずにはいられないという状況な訳です…。
ってか、原曲知らなくても十分楽しめる内容です。ポストロック〜アブストラクト〜アンビエント〜IDM…と、リミキサー陣(下記参照)を見ても分かる通り高クオリティで色とりどりな音音音!!! そして何と言っても全曲通してメロディーがとても美しいのです。ホントどの曲もとてもバランスが取れていて捨て曲無しです!
特に、T02のDialectのRemix! グリッヂIDMビートにロシア系の冷ややかな美麗メロディー。この音色はかなりツボですね〜。それからラストのKettel Remix! いかにもKettelらしい軽快に転がる丸っこいビートとポップで温かい牧歌的メロディー。もうね、この2曲だけでも買いですよ♪

リミキサー陣:
Donato Wharton, Dialect, Styrofoam, Hood, Sylvain Chauveau, Wixel, Diefenbach, Solex, Marshall Watson, Stafrænn Hákon, 01:00 a.m., Mormo, Hillmadelow, Spinvis, Kettel