August 28, 2007

Disc Review #265

discreview265.jpgSekunden - Swod
μ-Ziqの新譜のレビューを書こうと思ったんですけど、全然書けない、書く気になれないのでやめました。まぁレビューするほどの作品でも(以下略
はい、ということで、μ-Ziqをとばしてこちらをご紹介。前作(Disc Review #035)が好評だったStephan Wohrmannと、Dictaphone名義でも活動するOliver DoerellによるユニットSwodの2ndフルアルバムがCCOからリリースです。
Stephan Wohrmannによる思わず涙してしまいそうなほど美しく感傷的なピアノのメロディーを主体とし、その周りにOliver Doerellによる繊細でミニマルな音響〜アンビエントサウンドが丁寧に散りばめられ、それらがゆっくりと静かにそして上品に絡み合い、とてもクラシカルでドラマティックな大人な作品に仕上がっています。前作に比べるとピアノはもちろん、ギターやベースなどの生音が効果的に使われていて、曲の厚みが増し温度が上がった感じがしますね。ホント美しいアルバムです。

August 24, 2007

Disc Review #264

discreview264.jpgTales For Silent Nights - Monoceros
1stアルバム(Disc Review #062)をExpanding RecordsからリリースしているスペインのアーティストJoan MaleによるMonocerosの2ndフルアルバムがお目見え。今作はスペインの2レーベル Fueradeserie!Imaginary Nonexistent Recordsから共同リリースとなります。あ、そういえばImaginary Nonexistent RecordsからフリーEPもリリースしてたね。
ジワジワと広がるグリッヂ混じりの繊細なダウンビーツに、ギターやシンセによるディープ・アンビエンス〜IDMなウワものがゆっくりと物静かに響き渡り、音自体はU-CoverMerck直系のIDMサウンドって感じで悪くないんですけど、ビートとウワもののバランスとか、曲の雰囲気とか…全体的にな〜んか中途半端じゃない? 展開もこれといって波がなくアルバムが進むに連れて退屈に感じてきちゃうしー。あと、音数が少ないのかな? 音と音の間に隙間がたくさんある感じでスカスカしてて曲に厚みが無いしー。う〜ん…1stのほうが全然良いなぁ…。だけど、ラスト2曲が良かったのでちょっと救われた感じw。

August 19, 2007

Disc Review #263

discreview263.jpgWe are all Counting on You - Low In The Sky
DoFのリリースでお馴染みのAbandon Building Recordsからオハイオの3人組 Low In The Skyの2ndアルバムです。このアルバムの前に同レーベルからリリースされてたBack Ted N Tedってアーティストのアルバムが私的にイマイチだったので、このアルバムにもあまり期待してなく買う気すらなかったのに、何か知らんけど結局買ってんの。しかもめちゃくちゃ良盤だったの♪
良い意味で荒くそして柔らかく温かい生ドラム〜HipHopなブレイクビーツに、ピアノとギターを中心としたメランコリーでポストロック〜フォーキーな美メロがゆっくりと静かに奏でられ、お洒落過ぎないムーディーさとドラマティックさがあり、ジャンル分けするのが困難なほど様々な音色で構成されていて、とても味わい深く美しい音世界が広がってます。
雰囲気的にこの間リリースされたVictor Bermonのアルバム(Disc Review #240)に似てます…ということは、Helios(Disc Review #174)にも(若干)似てるということなのです…ということは、良盤ということなのです。地味なんだけど妙に深みがあるんだよなぁ…。こりゃ1stも聴いとかなきゃいけないですね。

August 16, 2007

Disc Review #262

discreview262.jpgAlgorhythms - Professor Kazkaz
3日くらい前に山でバーベキューしたんですけど、その時の虫さされが痒くて痒くて仕方ないので家にあったウナコーワを塗ってみたんですけど……10年前のウナコーワは果たして効くのでしょうか…。
さてさて、相変わらず安定したリリースを続ける、Elektroluxの傘下レーベルMikroluxからの新作は、ElektroluxからアルバムをリリースしているRauschfaktorの片割れで、Guardner名義としても活動しているMarcus Schmahlと、DatapunkGreat Stuff RecordingsからリリースしSniper Mode名義でも活動しているGregor TresherとのユニットProfessor Kazkazのアルバムです。
ズッシ〜ンと重たく分厚いシンプルなダウンビーツと、ゆっくりゆっくり優しく冷ややかに響き渡るシンフォニックな美麗IDMメロディー。いかにもMikrolux的サウンドですが、あまり音に色を感じずどちらかというと無機質でミニマル色が強いように思います。だけど全体的に柔らかく温かい雰囲気に包まれていてとても心地よい音空間を作り上げてます。Bolaのようなディープ・アンビエンスな世界に近いですね。T08とか気持ち良過ぎもす…。

August 14, 2007

cokiyu "Mirror Flake" Release Party

070814.jpg先日、flauからリリースされたCokiyuの1stアルバム(Disc Review #259)のリリースパーティ@渋谷Lushへ先週土曜日行ってきました。思っていた以上の数の人たちが階段からエントランスまでずら〜っと並んでいてビックリしました。
10分遅れぐらいにLush入りしたらmiyauchi yûriさんのライブが始まっていました。意外にも彼のライブは初めてなんですよね。温かく優しいギターのメロディーと繊細なブレイクビーツ。如何にも自分が好きそうな音だっていうのはだいぶ前から気付いてはいたんですが、未だCDを持ってなくちゃんと聴いたことがありませんのです…。今月2ndがリリース予定みたいなので迷わず1stと一緒に購入させて頂こうと思っておりますです。
次に、Gutevolkという女性アーティスト。名前はどこかで聞いたことあるようなないような感じ。だけど音は未聴。今回はサックス&ギターにテニスコーツの植野隆司さんを迎えてのライブだったんですが、「やる気あります?」とか「プラネタリウム好きですか?」とかライブ中とは思えないほど緊張感のない2人のやりとりがなかなか面白く、肝心の音についてはここに書けるほど印象に残ってないっぽいw…すみません。
続いて、6月にSpekkから1stアルバムをリリースしたばかりのOpitopeという男性2人のユニット。これが…私が最も苦手とする100%音響・エクスペリメンタルなサウンド。あーゆー音と空間の雰囲気は嫌いじゃないんですが、音楽として聴くにはやはり退屈してしまう。こういう音楽を良いと思えたらすごくいいだろうなぁとは思うけど。
次に、鉄琴やドラムらを引き連れ登場したMiroqueという女性アーティスト。若干顔引きつり気味&声震え気味で、何か可哀想なくらい緊張してましたねw。アンビエンス・ポップという感じの柔らかい女性らしい音でした。ってか、このアーティストだけ妙に早く終わった感じがしたんですけど気のせいですかね?
さて、いよいよCokiyuの登場です。今回はハープやパーカッション奏者との、初のバンド編成でのライブだったのですが…これが見事でした。アルバムでも聴けた繊細で程よいポップさに、ハープやギターによる華やかな音色と分厚いパーカッションが曲にボリューム感を与え、ライブならではという感じのとても迫力のあるライブだったと思います。Cokiyuの音で体が前後に揺れましたからね。それほどのグルーヴ感がありました。ってかあのパーカッションやばかったなぁ…。

このリリースパーティ後、Club Citta'でFalls Toward The Skyというオールナイトのイベントがありaus君のライブがあったんで行く予定だったんですけど、次の日予定が入ってしまい断念…。ラーメン食って帰りました。

August 02, 2007

Disc Review #261

discreview261.jpgTanks and Recognizers - Lights Out Asia
こういうの聴かされちゃうと、もっとポストロック系な音楽も聴かなきゃなぁ…って思います。誰か私にポストロックを教えてちょんまげ(←やる気なくね?)。いや…でもこのアルバム、ホント素晴らしいと思います。ってか、n5MDのアーティスト(音)選びのセンスにはホント惚れ惚れですよ。ということで、そんなn5MDからウィスコンシンの3人組 Lights Out Asiaの4年振りとなる2ndフルアルバムがリリースです。
柔らかくゆったりと弾けるビートと、キラキラと降り注ぐギターや甘くドリーミーなシンセによるメロディーが、壮大なシューゲイズサウンドと共に優しく響き渡り、エレクトロニカの繊細さとロックの大胆さなどが見事に混ざり合っている感じで、シンプルな構成ながらもものすごいボリューム感&世界観を作り上げてます。ヴォーカルもありますが全体の1/3ぐらいで基本的にインストです。
ってか、メロディーがいちいち良くて泣きっぱなしです。あと、音の分厚さ・温度感・響き方などが半端無く美しい…つまり全部良いってことです。これは必聴盤クラスだと思います。素晴らしく良作♪