September 28, 2007

BATTLES JAPAN TOUR 2007

071014-1.jpg18時半くらいにLiquid Roomへ。ビール飲みながら、どの辺で観ようかとフロア内をウロウロして、せっかくだから前のほう行くか…と、噂通り異様に高い位置に取り付けられているドラムのシンバルが見えるところへ。
19時、フロアの照明が落とされ歓声とともにダラダラとBATTLESの面々が登場。と周りを見渡すといつの間にかすごい数の人。久しぶりにもみくちゃなライブを体感することに…。(お陰で写真も撮れず…)
当たり前だけどMirrored中心の選曲。ミニマルな電子音と荒めのギターがだんだんと鳴り始め、ドッカンドッカンともんのすごいドラム。想像以上のドラムで本当にビックリ!!! 迫力とパワーが半端じゃなかった!!! あんなドラム観たことも聴いたこともない!!! ホント凄まじかったわ…(泣
あと、彼らってその場でギターや声を録音→加工→ループさせ、それにリズムを付けて行くというやり方でしたけど、ほぼノイズに近いループ音にモニタリングもせずその場でリズムを合わせていくドラムはかなり至難の業ではないかと…。案の定、たまにリズムと上モノが若干ズレてたりもしてましたけどw、それはそれで楽しめた♪ってか、あんぐらいのズレならあのドラムでねじ伏せれますw。
ただ…前半音の悪さが気になっちゃってライブに集中出来ず全然乗れなかった…。まぁ後半は音も良くなりATLASで頭ぐわんぐわんに振らされましたけどw。めっちゃ気持ちよかったわ〜。

そんな感じで、ライブ開始してから1時間半後にはすでに帰りの電車に乗っていたという…超早BATTLESライブでした。10/1の追加公演行かれる方、楽しんできて下さーい。

September 27, 2007

Disc Review #272

discreview272.jpgEkvílibríum - Valgeir Sigurðsson
Bjorkなどの作品を手掛けるプロデューサーValgeir Sigurðssonによる1stアルバムが、Bedroom Communityよりリリースです。
伸びやかに優しく打ち付ける温もりのあるブレイクビーツに、ピアノ・ストリングスなどによるきらびやかでゴージャスな美メロ。そしてソウルフルなヴォーカルが絡みとてもムーディーでドラマティックなサウンドです。
…とか言いつつ、個人的にソウルフルなヴォーカルものって昔から苦手なので、ウタ入ってるのはあまり良く聴こえなかったりするんですが(2曲目はいい♪)、ヴォーカルがどうのっていうより、一音一音の綺麗さに酔いしれてしまいます。本当に音がキラキラと光り輝いている感じで、とても贅沢なポップ・クラシカルな1枚といった感じ♪BjorkやTelefon Tel Aviv(の2nd)に近いサウンドで、幅広くオススメできる作品ではないかと思います♪

September 25, 2007

Disc Review #271

discreview271.jpgSeedling Mother - Calika
先日Warszawaで試聴もせず(てか、試聴用iPodに入ってなかった)、レビューに惹かれて買った1枚。かなり迷ったんだけど "Autechreの様なIDMビーツ" とか書かれてたから買っちゃった。AudiobulbからSimon KealohaによるCalikaの2ndアルバムです。
バツン! バツン! と鈍く弾ける変な緊張感のあるグリッチなIDMビーツは、Autechreっぽいと言われればそう聴こえなくもないですが、Autechreほど無機質ではなくもう少し丸っこくて柔らかい感触。少し歪な形をしたアコギなどによる上モノはどこか儚さがありものすごく地味なんですが、とてもオーガニックな雰囲気があり意外と音色豊かで繊細さも感じられます。
エレクトロニカとポストロックのちょうど中間的な音で、アンビエントやアブストラクトやジャズなどの要素も随所に散りばめ上手く料理しています。てかね、この生音をデジタル処理する技術・センスは見事だなぁ…と。聴けば聴くほど良さが出てくる、かな〜りクオリティが高くステキな1枚だと思いますよ♪

September 24, 2007

Sense of Wonder

070924.jpg昨日は山中湖で行われた野外フェス"Sense of Wonder"へ行ってきました。
この基本インドア人間の私が野外フェスですよ。しかも出演アーティストも別にエレクトロニカ色が強いわけでもないし、わざわざ山中湖に足を運んでまで観たいアーティストもいなかったんですが、"今年のフジロックは天気に恵まれた" という話を耳にしてから、自分もそんな最高のロケーションで音楽が聴きたい! 写真を撮りたい! と思っちゃったわけで、んじゃあSense of Wonderなんてちょうど良いんじゃな〜いの? と思い参加したんですが…現地に着いて車降りたら思っていた以上に寒く、会場入りした途端雨が降ったり止んだり、そこにそびえ立っているはずの富士山は濃霧にかき消され…。しかも、前日の睡眠時間が1時間弱という寝不足状態のまま、Sense of Wonderスタート。
とりあえず、寒かったので温かい飲み物を探すがコーヒーしか売ってなく、コーヒー飲めない私は具だくさん豚汁をチョイス。それを食しながら、ちょっと観たかったUAの出番を待つ。
UA登場。スラっと背が高く大きな人…かと勝手に思ってたら、すごく小柄な人でビックリしました。1曲目しか聴いたことなかったけど、綺麗で独特な歌声。当たり前だけど歌が上手かったw。
UA終了したのが、13時くらいだったかな? そこから16時半のAmetsubまで観たいアーティストがいなかったので、味噌こんにゃく食べながらウロつく。Kaoru InoueがDJしているのを思い出しちょろっと行ってみる。
割とポップめで分かりやすく聴きやすいテクノな選曲。4つ打ちはやはり上がりますね! ガンガン躍らされ眠気も吹っ飛び、めちゃくちゃ気持ちよかった。
Kaoru InoueのDJが終わった途端、睡魔が襲ってくる。お目当てAmetsubまで1時間弱。車に戻り1時間仮眠。ちょっと寝坊してAmetsubのステージへ。
細かいグリッチが散りばめられた控えめで繊細なブレイクビーツに、美しいシンセのメロディー。Sonarの時より地味目でしたけど、ホント涙出そうなくらい気持ちいい。せっかく仮眠したのにまた眠くなりそうだった…w。
続けてGroup Inou。チープでコミカルなImaiのサウンドにcpのド派手なMC。客も終始ノリノリ。Imaiのサウンドはやっぱり好きですね。
ただここのステージ、隣のメインステージの音が被りまくりで酷かった…。
ラストは高木正勝Toe、どちらを観るか…かぼちゃ入りほうとうを食べながら迷う。高木正勝にする。雨は上がっていたが、すっかり日も落ち風が出てきた寒空の下、8時間の渋滞に巻き込まれたという高木正勝のサウンドチェックがひたすら続くステージを眺めて待つ…待つ…待つ。。。寒い…。
そのうち裏のステージからToeの演奏が聴こえ始める。が、ひたすら高木正勝のサウンドチェックを待つ…。が、我慢出来ずちょっとToeを覗きに行く。
狭く暗いステージで演奏する4人。やはりものすごく格好良くて聴き入りそうになったけど、もう始まるんじゃないかと高木正勝が気になってすぐ戻る…。が、まだサウンドチェック。。。
結局30〜40分は待ったかな? いや、もっとかも…。やっと高木正勝のライブが始まる。
高木正勝のピアノに、ヴァイオリン・ストリングス・パーカッションなどオーケストラルな極上サウンド。バックのスクリーンには自身の映像作品。
何かね、やっぱり違う…音というか音楽の質が。これがプロの音楽なんだなぁ…ってホント思ったね。名曲Girlsも聴けて大満足でした♪

ジャンル的にあまり観たいって思うアーティストが少なく、天気も悪かったけど、それなりに楽しめた。この位の規模のフェスが自分にはちょうど良いかも。来年もあったら行きたいですねー♪

September 22, 2007

Disc Review #270

discreview270.jpgThey'll Come, They Come - immanu el
ポストロック…というより、ポストSigur Rósといったほうがしっくり来そうなほど、Sigur Rós直系の北欧ポストロックサウンドを聴かせるスウェーデン出身の4人組バンドimmanu elのデビューアルバムがThomason Soundsよりリリース。やっぱポストロック無視できねぇかもしんまい…。
時に優しく時に力強く、曲に静かな迫力を持たせるドラムとベースによるリズム。そこに降り注ぐきらびやかなギターとピアノの美し過ぎる極上の泣きメロディー。そして、今にも消えてなくなりそうなほど繊細で優しく哀し気なヴォーカル。ポストロックらしい叙情的な雰囲気の中、控えめで静かに高揚を誘う曲展開がとても心地良く、じわ〜ん…と体に染み入ってきてすごく穏やかな気分になれるというか…何かもう…とにかく最高なのです(泣
恐らく音的にはベタなんだろうとは思いますけど……ダメですねぇ、やっぱりこっち系の音と雰囲気には弱いわ。。。めちゃくちゃ好きです、これ。

September 19, 2007

Disc Review #269

discreview269.jpgAyres - Helios
果たして何回涙したであろう…歴史的名盤 "Eingya"(Disc Review #174) から約1年、Keith KenniffによるHeliosの新作EPがTypeよりリリースです! いや〜正直、今作を聴くのは色んな意味ですごく恐かったです。だって、Heliosがコケた姿なんて絶対に見たくないですから。
柔らかくゆったりとしたビートと、シンセ・ギター・ピアノなどによるノスタルジックでドリーミーなメロディーがじわじわと広がり、"Eingya"の延長にある美しく暖かいアコースティック〜アンビエントなサウンドを聴かせてくれてます。そして、今作ではHelios自身による唄がフューチャーされていて、優しくか細いデリケートな歌声が曲をよりディープなものにしています。
雰囲気的には前作とそう変わりはないんですけど、ちょっとディープ過ぎるかなぁ…。音数もだいぶ減ったし。まぁ、前作ほどの迫力や感動はなかったけど、色んな意味で新しいHeliosの魅力を感じることが出来ると思います。
って、何かあまり良くないみたいに聞こえるけど、全然そんなことはなく一般的に聴いたらめちゃくちゃ良盤なんですけど…やっぱ前作が良過ぎたねって改めて思ったw。

September 11, 2007

Disc Review #268

discreview268.jpgReverso - LisM
ハードテクノなアーティストとして活動しているGo Hiyamaによる100%ブレイクビーツ/エレクトロニカなプロジェクト、LisMの1stアルバムがdisques cordeよりリリースされました。
ゆったりと太くズッシリと重たく伸びやかで深いリズミカルなブレイクビーツと、甘く美しい空気に包まれたメロウでムーディーなメロディーの絡みが、贅沢なほど心地良いグルーヴ感を創り出していて、自然と体が揺れてしまいじっとして聴いているのが困難なほど。
一音一音がとてもシンプル且つ力強いので、何と言うか回りくどい音表現とか無しに、音をストレートに感じることが出来きるとても分かりやすく気持ちの良いアルバムです。こういうアルバムは大好きですねー♪『優しく』『美しく』『格好良い』と、見事に三拍子揃った捨て曲なしの激良盤です!

で、そんなLisMのリリースパーティが10/13にLIQUID LOFTであります。
迷わず行きますよ! だけどオールなのでちょいと気が引けますが…。ってかオールとか気にするあたりホント年取ったよなぁ…なんて思う今日この頃w。詳しくはこちら

September 03, 2007

Disc Review #267

discreview267.jpgLevel Live Wires - Odd Nosdam
ほい、AnticonよりDavid MadsonによるOdd Nosdamの新作フルアルバムがリリースです。ってか、Odd Nosdamってドローン〜エクスペリメンタル色の強いアーティストだと勝手に思ってたのでちゃんと聴いたことなかったんですが……まぁ、そういう要素もありつつ、しっかりとAnticonな音もしてて意外と聴けます。ってか寧ろ好きな部類に入るかも。聴かず嫌いは良くないですね。
Lo-fiな質感のノイジーで煙たいHipHopビーツと、ギターやヴァイオリン、ハープなどによる美しくも荒く歪な形をしたメランコリーでドリーミーなメロディー。
やっぱり全体的にノイズなどのザラザラした音響的要素が強く、音の鳴り具合とかかなりのグダグダ感を感じますけど、不思議とものすごく心地よい美しい音世界ですね。曲によってはBoards of Canada的なサイケっぽさがあって、まるでお花畑をかけずり回ってるような夢見心地な気分に浸れますw。
Why?Jel、Chris Adams(HoodBracken)などのAnticon勢をはじめ、TV On The RadioのTunde Adebimpe、Jessica Bailiffなどがゲストで参加してます。

September 02, 2007

Disc Review #266

discreview266.jpgNatura Morta - Cepia
去年SublightからリミックスアルバムをリリースしているHuntley MillerによるCepiaのオリジナルとしては1stとなるアルバムがGhostly Internationalからリリースです。と、音がどうのって前に、ジャケがめちゃくちゃ格好いいね。この青(シアン100%かな?)にスミ文字がすごく綺麗に映えてて、文字の空き具合とか余白の取り方とかが上手くて、シンプルながらすごくインパクトのあるデザインでかなり好みですね。こういうタイポグラフィは是非とも見習いたい。ちなみにデザイナーはGiampietro+Smithという人。
で、ジャケ同様、音もすごく格好良いです。リズミカルに弾け複雑に絡み合い程よいグリッチ加減のブレイクビーツと、キラキラと降り注ぐように奏でられるクリアで美しく優しいメロディー。
もうね、どっからどう聴いてもProemArc Lab直系の王道IDMサウンドです。IDMらしい機械的な冷ややかさはもちろんあるけど、何というか感傷的な雰囲気ではなく、逆にポジティブで温かく聴いててとても心地よい温度感って感じです♪