December 31, 2007

2007 BEST !

2007年のエレクトロニカはどうでした? これといって特に目立ったリリースとかってなかったよね。あ、Kettelの来日とかあったか。まぁ、不作っちゃー不作な年だったけど、それなりに良い曲も聴けたかな…と。つーか、良い曲の基準が年々下がりまくりんぐなのは確かですけどね…。とか言いつつ、今年買ったCDの枚数は何だかんだで135枚だったりするんですけど…。意外と買っててビックリです。
それと、インドアな私にしては今年はライブにも結構行きました。出不精な私がこれだけライブに足を運ぶ気になれたのも、音楽を通じて知り合った方達のお陰なのは言うまでもなく、本当に楽しい音楽ライフを過ごす事ができたなぁ…とホント感謝しています。ありがとうございました! ちなみに今年一番良かったライブはLymbyc Systymです(ライブレポ)。
いや〜やっぱり音楽って素晴らしいですねー。てことで、2007 BEST! 始まり始まり〜☆あ、年内の更新はこれで終了です。みなさま今年1年、このような中途半端で駄文だらけのブログを見て頂き本当にありがとうございました! でわでわ、良いお年を〜☆


2007 BEST DISC TOP10

discreview263.jpg10. We are all Counting on You - Low In The Sky
これ、生音なメロにHipHopなブレイクビーツという特に珍しくもない音なんですけど、一音一音の温かみとか深みがすごく感じられて妙に惹かれた1枚。聴いた瞬間にトップ10入りは確実でしたね。去年のHelios(Disc Review #174)を聴いてから、こういう生音系のゆるめなアルバムはすごく好きになりました。(Review Page

discreview261.jpg09. Tanks and Recognizers - Lights Out Asia
今年も絶好調だったn5MDからリリースされた数ある作品の中で、もしかしたらこれが一番聴いたかもしれないなぁ。聴いた瞬間「こりゃ、やべぇぞ…」と思って1stも即買いしました。ポストロック的大胆な曲展開や美しいメロディーラインに見事にやられましたね。ポストロックも無視出来ないな…と思わされた1枚でした。(Review Page

discreview283.jpg08. Of Soft Construction - Near The Parenthesis
曲の雰囲気とか音の繊細さとかメロディーの温度感とか…王道過ぎるくらい王道な音って分かっていながらも、何だかんだで結局ベストに選んじゃうくらい好きなんですよねぇ。こういうちょっと感傷的な冷たさのあるアンビエンスなアルバムって私的にはツボ過ぎるわけでして…。それと、やっぱりn5MDというレーベルは素晴らしいレーベルだなぁ…と、改めて思わされた。(Review Page

discreview231.jpg07. Blue Shift Emissions - Christ.
これも文句無しにランクインですねー。そこまで好きでもなかったChrist.でしたが、このアルバムで完全に見方・聴き方が変わり大好きになりました。メロディーのセンス、ビートのバランス、構成力などなど、とにかくクオリティはずば抜けてましたね。正直ランク的にもうちょい上でも良いように思ったんですけど、まぁ…何だかんだでこの位置w。(Review Page

discreview289.jpg06. Dusker - Kiln
これも聴いた瞬間、文句無しにランクイン決定でしたね。彼らには過去にSunboxという名盤があったんで、このアルバムへの期待はかなりのものだったんですけど、期待以上のものをしっかりとリリースしてくれて、ホント聴いた時の衝撃と感動は凄かったです。エレクトロニクスと程よく不思議なバンドサウンドのアンバランスさがとにかく気持ち良かった。(Review Page

discreview240.jpg05. Arriving at Night - Victor Bermon
これもめちゃくちゃ聴いたなぁ。↑のLow In The Sky同様、去年のHeliosを聴いてからこういう生音系なアルバムにはホント弱くなりました…もうメロメロなんです。しかもこのアルバムは本当にHeliosに雰囲気が似てて、聴いた時焦りましたもん。もしかしたら今年上半期に一番聴いてたアルバムかもなぁ。ホント好きです。(Review Page

discreview290.jpg04. Welcome Myself - Himuro
これ、初め聴いたのが電車乗車中にiPodでだったんですけど、あまりの素晴らしさに驚き、思わず携帯からHimuroさんご本人にメール送っちゃったほどなんですw。これまでの作品の良いとこ取りといったまさに集大成的な内容で、着実に音の幅が広がってるなぁというのを感じました。この先まだまだお世話になるアルバムですね。(Review Page

discreview268.jpg03. Reverso - LisM
これも衝撃的だったなー。ストレート過ぎるくらいストレートで分かりやすいブレイクビーツアルバムですが、やっぱりこういうの大好きなんですよねー。それにこの人はビートだけでなくメロディーもものすごく綺麗なので魅力満載なんですよ。どんだけ頭振らされたことか…w。ライブもめちゃくちゃ良かったし。(Review Page

discreview226.jpg02. P_Composing - Jonson
まさかこのアルバムがこの位置にまでくるとはね…。いや、でも本当に素晴らしく大好きなアルバムです。この世界観はたまりません。つーか、このアルバムをリリースしてるMikroluxとその親レーベルであるElectroluxは私の中ではn5MDと同等くらいのレーベルになりました。本当にこの2レーベルは外れがなかった。うんうん。(Review Page

discreview287.jpg01. OK Bamboo - Shuta Hasunuma
正直私が苦手とする音のはずなんですが…いやいや気がつけば今年のトップアルバムに選んじゃってる…みたいなw。でもこれは本当に素晴らしかった! 音響系な音にここまで引き込まれたものって今までなかったし。買ってしばらくはずーっとリピートしてましたね。この先もずっとお世話になるアルバムでしょう。まだまだお若い蓮沼くんにこれからも期待!(Review Page

December 30, 2007

AIRs:BLOG Compilation - The Second Half of 2007

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AIRs:BLOG Compilation - The Second Half of 2007
01. Müsli / Eedl
02. Chopper / Christ.
03. Run Faster / Himuro
04. Hoarse / Cepia
05. Zirconium / Professor Kazkaz
06. Again (Featuring Adel Tawil) / Chris Zippel
07. What Heaven Could Be / Ernest Gonzales
08. Icicle / Ambidextrous
09. Nidae / Near The Parenthesis
10. Idle Junta / Shuta Hasunuma
11. Trotzdem Pop (Feat. Die Türen) / Jean-Michel
12. Today / Halou
13. 4 Cerezos / LisM
14. Spiti Elfas / Lights Out Asia

お待たせしました(待ってねぇ!)!!!毎年恒例の自己満ベスト(2007下半期分)が完成しました。いや〜、上半期に比べると何かだいぶ落ち着いた感じのしっとりした曲が多くかなり地味ですが、個人的には結構好きかもw。
まずHalouの曲なんですけど、これ今年リイッシューされたもので実際には去年の曲なんです。全然2007下半期じゃありません。それに気付いたのがさっきなのでもうどうしようもありませんでした…はい。あとNear The Parenthesisの曲はn5MDからのアルバム(Disc Review #283)ではなくSutemosのIntelligent Toys 4からの曲です。ネットからの音源はなるべく入れたくないという訳の分からないこだわりがあるんですが、この曲は、かれこれ4〜5年エレクトロニカを聴いてきましたが、その中でもかなりの上位に食い込むくらい好きな曲なので。
いや〜それにしても波がなく淡々としていてユルユルだねw。でも、自分で言うのもアレなんですけど、聴き終えた時とか何かすごく気持ち良いですw。

December 25, 2007

Disc Review #294

discreview294.jpgRed Pine Pasture - DoF
昨年素晴らしい3rdアルバム(Disc Review #185)をリリースしたペンシルヴァニアのBrian Hulickによるお馴染みDoFの新作が前作同様Abandon Building Recordsよりリリースです。
今回の内容は新曲6曲と、3rdアルバムからの5曲のリミックストラックを収録したものになります。リミキサー陣はSet in Sand, Phylum Sinter, Low in the Sky, Juxta Phona, Crillixの5組のアーティスト。
とりあえずリミックストラックは置いといて新曲ですが、お得意の特徴的なズタズタ系ビート構成に、キラキラと降り注ぐフォークでポップでドリーミーなアコギの温かいメロディーという相変わらずな感じなんですが、今作では新曲ほぼウタものになってます。しかもDoF自ら歌っちゃってます。しかもなかなかの歌声で全然違和感なく、寧ろ彼の温かい音色にとても合っていて深みが増したようにも感じます。少なくともHeliosのウタ(Disc Review #269)よりはいいと思うw。次のアルバムはウタものなのかなぁ…。

December 21, 2007

Disc Review #293

discreview293.jpgEuphoriam - Kazumasa Hashimoto
これまでの作品で世界的にも評価されているKazumasa Hashimotoの1年9ヶ月ぶりとなる4枚目の新作が前作(Disc Review #158)と同じくNobleからリリースです。
前作以上に温かく美しいメロディーと柔らかく優しいリズムが混ざり合い、アルバム全体を上品さと至福感で包み込んでいるような…とてもソフトな感触で聴き心地の良い極上のポップ・アルバムに仕上がっています。
チェロやヴァイオリンは別の演奏家を招いていますが、ピアノやギター、ベースにドラムまで、ほとんどの楽器を彼1人で演奏し制作しているようです。またこれまで以上にヴォーカルの比重も増えましたね。5曲目ではレーベルメイトでもあるGutevolkがヴォーカル参加していたりもしてます。
彼はアルバムを追うごとにどんどんポップになってって、音そのものもどんどん色濃く深みが増していくなぁ…。1stで聴けた音響的な要素なんてもう全く感じられないもんね。まぁあれはあれで良かったけど。

December 18, 2007

Disc Review #292

discreview292.jpgRocket Mind - Ambidextrous
ロシアを代表するアーティストの1人、Nick ZavrievによるAmbidextrousの新譜がU-cover CDR Limitedからリリース。
Ambidextrous…何だか懐かしいなぁ…。私がまだエレクトロニカについて右も左も分かってなかった頃(今も全然分かってませんが…)、Shaped Harmonicsからリリースされてた彼の"Errorism"というアルバムにはかなりお世話になりました。あのアルバムでロシアンエレクトロニカの良さを知った感じでしたもん。つーか、彼って何気に色々リリースしてるんですよね。"Errorism"しか聴いてないや…。
シンプルで伸びやかなブレイクビーツに、ロシア特有の冷たくクリアで奥行きのあるIDMメロディー。何だか王道過ぎて言う事ありませんって感じですがw、"Errorism"に比べると若干ビートの構成が大胆になってる気がする。あと全体的にポップさが増してるような気がしないでもない。
何か久しぶりに純度100%のロシアの音を聴きましたけど、今聴くと若干…ってか結構古臭さを感じますねw。今の「音」ではないんでしょうね。自分は大好きですけど。

December 15, 2007

Tickles @藤沢太陽ぬ荘

071215.jpg昨年、素晴らしい1stアルバム(Disc Review #184)を自身のレーベルMadagascsrよりリリースした3人組電子音楽バンドTIcklesのライブを観に、彼らの活動拠点でもある湘南・藤沢に今年オープンしたリハーサルスタジオ「太陽ぬ荘」へ行ってきました。そうなんです、クラブではなくリハーサルスタジオでのライブ。しかもロビーにてw。
『2007年度大感謝忘年フリーパーティー』ということで入場無料&若干の食事も出るという…なんともホームパーティー的なノリではないか…とちょっとドキドキしながら(もちろん1人で)行ったんですが…いや〜もうね、さすが湘南w。見事にローカルな雰囲気というか仲間内のパーティーって感じで、着いたときはまだライブも始まってなくDJが曲流してただけだったんで、正直めちゃくちゃ居心地悪かったですw。居場所を見つけられないままTicklesのライブがスタート。
1人は黙々と何か(CDJっぽい)機材をいじくってるんですが、残りの2人はギターやキーボード、ドラムパッドみたいなものを曲によって交代交代で弾いたり叩いたり、トランペット吹いたり、ガンガンにエフェクトかけまくりながら歌ったり…と、観ても聴いても楽しめるライブスタイル。あーゆーライブは好きですねー。
タイトに打たれるブレイクビーツに自然と体は揺らされ、心地良いポップなIDMメロディーに酔い痴れる…。レビューでも書いたんですけど、すごくキャッチーでポップなんだけどちょっと不思議な雰囲気があるんですよね。ライブだと特にそれを感じた。ちょっとサイケっぽいのかなぁ…。
そうそう、あとJEWELBEETLEによるVJがめちゃくちゃ格好良かった!

新曲中心ぽかったけど、若干アンビエンスな雰囲気もあったりしてすんごく良かった♪来年1月16日にリリース予定の2ndがめちゃくちゃ楽しみですよ。つーかね、彼ら確実に2ndでガツンと人気出ますよ。そんな気がする。要チェックです。

December 12, 2007

Disc Review #291

discreview291.jpgSilent Reflections - Talvekoidik
今年はちょうどレビュー#300で終わってやろうとか思っていたんですが…無理です(キッパリ)。300まであと10枚でしょ。時間もないし、今月に入ってからあまり目立ったリリースも無さげだし、色々ベストの準備とかもしなきゃだし…。でも300で終われたら気持ちよく年が越せるだろうなぁ。
さて、S.K.E.T.のメンバーでもあるTalvekoidikの1stがBrume Recordsよりリリースです。
HymenAd Noiseam系の、ノイジーでザラついた質感のインダストリアルなブレイクビーツと、クラシカルでドラマティックなピアノやヴァイオリンなどによる美しいメロディーが大胆に絡み合い、オーケストラルな雰囲気でとてもスケール感のある作品です。ただ、前半5曲目あたりまでが良過ぎて後半はあまり印象に残らないかも。自分も1曲目だけ聴いてこのアルバム買ったし。後半ももっとピアノを聴かせてくれればなぁ…って感じ。

December 10, 2007

Shuta Hasunuma 2nd&3rd album 発売記念イベント

071210.jpg先週土曜、川崎のLA CITTADELLA内にあるPROGETTOというデザイン書籍や写真集などを中心に取り扱う小さな本屋さんで行われた、蓮沼執太の2nd&3rdアルバムの発売記念イベントへ行ってきました。
私的に彼の2ndアルバム "OK Bamboo(Disc Review #287)" は、コチラに次ぐ名盤と言っても過言ではないくらいの出来なのでライブもかなり楽しみにしていたのですが、既に蓮沼氏のライブを観た友人からは「音響寄りだったよ」ということも聞いていて、果たしてどんな音を聴かせてくれるのか、ビートはあるのかないのか? ずっと音響だったらどうしよう…。など期待と不安が入り交じる中、見事なまでにノンビートな音響サウンドでの幕開けとなりました…。
未熟な私にはちょっと難しい音が10分くらい奏でられ「う〜ん…やはりこっち系の音でくるのか…」と思っていたら、ドッ! ドッ! っと太いビートがチラホラ聴こえ始め、気付けば蓮沼サウンドで体を揺らす自分がいたり…w。ビートもしっかりと太く、メロディーも綺麗で、正直自分もここまで聴かせてくれるとは思ってませんでした。音響というよりは全然エレクトロニカ的サウンドで、CDとはまた違った良さがあり大満足なライブでしたね。是非今度はこっち系の音中心のアルバム創って欲しいなぁ…とか思ったりw。

December 03, 2007

Disc Review #290

discreview290.jpgWelcome Myself - Himuro
福岡のビート職人Himuroさんの2年ぶりとなる4枚目のアルバムが、自身のレーベルTaNGRaM Diskよりリリースです!!! これホント素晴らし過ぎるんですけどぉ〜…(泣
繊細さと大胆さが増した、これまで以上にキレのあるHipHop〜ブレイクコアな極太ビートと、お得意のブレイクコア系のコミカルなメロディーはもちろん、Kettel系のキャッチーさのあるきらびやかなIDMメロディーだったり、ジャジーさのあるムーディーでオサレなメロディーだったりと…とにかく溺れるほどのメロディーでバラエティに富んだ捨て曲無しの好内容!
1stのロック的な大胆さ、2nd(Disc Review #027)のポップなキャッチーさ、3rd(Disc Review #133)の程よくミニマルな繊細さ、それらが見事に溶け合い音の幅を広げた、まさにHimuroサウンドの集大成的なアルバムですね。ホントあっぱれです。ちょっと大きめのクラブで大音量で聴きたいなぁー。

December 02, 2007

Disc Review #289

discreview289.jpgDusker - Kiln
ミシガンの3人組Kilnが2年ぶりとなる新作をGhostly Internationalからリリースです。2004年に同じGhostly InternationalからリリースされたSunboxは文句無しの名盤(中のRoyal Peppermint Forestは名曲中の名曲)ですが…今作もかなりキテます。
リズミカルでダビーなアブストラクト〜ダウンビートと重圧なベースがゆったりとリズムを刻み、金属的で不思議な響きをした音の破片を散りばめ、その中をアナログ的な柔らかさと温もりのある美しいメロディーが優しくゆらゆらと浮遊する…とてもドリーミーで心地良い音世界。
エディットなんかは結構細かく繊細だったりしてエレクトロニカっぽいんですが、彼らって元々Fibreformsっていうポストロックバンドだったんですよね。だからか、そんな繊細さの中にもどこかバンド的な温かい音色や構成の大胆さなどが感じられて、それらの音のアンバランスさがものすごく気持ちいいのです♪良盤☆