Disc Review #317
Grace - Haruka Nakamura
Akira Kosemura主宰のレーベルScholeの第4弾となる新作は、Akira Kosemuraとのスプリットアルバムでもかなりの存在感を放っていたHaruka Nakamuraのデビューアルバムです。
アコギやピアノなどの生楽器による柔らかく温かいメロディーが優しく丁寧に奏でられ、じわ〜っと広がるベース音が曲に程よい重みを持たせ、シンプルながらもとても深みのあるアコースティックな音空間を創り上げてます。
普段当たり前の様に過ごしている何でもない日常の何でもない情景が、彼の奏でる音によって光り輝いて見えたり、どこか懐かしく感じてきたり、何だか切なく思えてきたり…シンプルだけど感情豊かで色鮮やかな本当に美しく優しいアルバムです。似たようなことが色んなレビューでも言われているんですが聴いて納得です。つーか、ジャケのような夕焼けの日に聴いたりすると涙出てくるよ。。。良作♪