April 29, 2009

Disc Review #364

discreview364.jpg5 Dec. - Kashiwa Daisuke
NobleからKashiwa Daisukeの3rdアルバムがリリースです。前作「Program Music I」での構成力には度肝を抜かれましたが、1曲30分近く(計2曲)ある為、正直聴くのに結構覚悟がいるんであまり聴いてなかったりします…w。どうも長編曲は苦手…。
で、今作は長編ではありませんが、2部構成(T1〜T5・T6〜T10)になっています。
前半は、これまでの流麗な印象の彼とはちょっと違った雰囲気で、ドラムンベースやブレイクコアなど変則的な展開で聴かせるビートスタイルに、ズタズタに切り刻まれたブリブリでノイジーな攻撃的なメロディー。後半はそれとは対照的で、繊細で小気味よく静かに且つ力強くリズムを刻むミニマルなビートに、彼らしい美しく優しいピアノによるメランコリーなメロディー。
全体的にとてもノイジーで荒々しい雰囲気なんですけど、その音の奥の方で冷静に聴く者を見ているような…そんなゾクゾクする緊張感が漂っています。何か聴いててちょっと恐くなるくらい…w。

April 18, 2009

Disc Review #363

discreview363.jpgFrom Northern Climes - LO:BLOC
これまた要注意な日本人アーティストの出現です!! no.9でお馴染みのレーベルLiquid Note Recordsより、DJ Sodeyamaによるプロジェクト"LO:BLOC"がデビュー。
いんや〜…久しぶりに「キタなぁ〜」って感じですよ。初めてTicklesを聴いた時(Disc Review #184)の感覚に何となく似てるなー。全体の雰囲気も似てるし。
カットアップ気味に軽快なリズムを刻むブレイクビーツに、テクノな単調さと繊細さ、ハウスなカラフルさとユニークさを感じる、程よく冷たい感傷的なメランコリー&クラシカルな美メロディー。
ビートもシンプルながらしっかりしてるし、何よりメロディーが素晴らしい。ものすごくキャッチーで聴きやすいメロディーなんだけど、奥底にテクノ的な冷ややかでマニアックな要素がしっかりいるんですよ。その温度感がものすごく良いバランスを生み出してるな〜と。…というか、曲・アルバム全体の冷たく暗い…だけど何だかホッとするみたいな空気感がたまらなく心地良い。自分、この人のセンスはど真ん中です♪良盤!!!

April 15, 2009

Disc Review #362

discreview362.jpgPsar Dymog - Funckarma
何だかんだと忙しい毎日を送っておりまして、自然と音楽のほうが疎かになっちゃってます。今年やっとレビュー10枚目だよ…去年の半分のペースだ。全然聴けてないわ〜。ライブにも全然行ってないし。何かオススメなイベントとかあったら教えて〜。
さて、相変わらずコンスタントにリリースしてきますね。DonとRoelの兄弟ユニットFunckarmaの新作が、日本のSymbolic Interactionからリリースです。今作は全編ノンビートのアンビエント・アルバムになってます。
アンビエントと言っても、そこはやはりFunckarma、彼ららしい堅く繊細で研ぎすまされた様々な形をした音の破片が、ジワジワジワジワと静かに重なり反響し合い、とても奥行き感のあるダークな音世界が広がっています。
部屋を真っ暗にしてジ〜ッと聴いてると、そこはもう宇宙空間。ってくらい、ものすごく壮大でダークなスペーシー・サウンドです。つーか、未熟な自分には、正直、ちょっと宇宙過ぎます…w。やっぱFunckarmaにはビートが欲しいな〜。

April 08, 2009

Disc Review #361

discreview361.jpgPen Fifteen - Keef Baker
最近では珍しいゴリゴリ系IDMアーティストKeef Bakerの新作ですよ。何だかだんだんとHymenが定着してきた感がありますが、デビュー(Disc Review #030)はn5MDだったんだよなー。初めsubtractiveLADと何か被るな〜…とか思ってたのは自分だけでしょうか?
IDM〜ブレイクコアな鋭さと堅さに、ポストロックな伸びやかさと温もりをブレンドしたようなブレイクビーツに、ハード且つメロディアスなロック系IDMメロディー。
基本的には前作(Disc Review #238)を押し進めた感じですが、前作に比べるとビートに無駄がなくなってすごくシンプルになって聴きやすくなってますね。メロディーは前作のほうがメロディアスで良かった気がしますが…。何かね、全体的にThe Flashbulbっぽいので、The Flashbulb好きの自分としてはすごく好みです。
某ワルワサのレビューで書かれていた通り、所々デス・メタルっぽさはあるけど、別にデス・メタルには聴こえず全然IDMなアルバムです。つーか、デス・メタルなんて聴いた事ないんですけどねw