October 31, 2009

Disc Review #391

discreview391.jpgDying in Time - Port-Royal
Resonant閉鎖の為、n5MDに移籍してきたイタリアの4人組Port-Royalの3rdアルバムです。
重たく太くランダムに乱れ打つノイジーなブレイクビーツ〜4つ打ちビートがリズムを刻み、シンセによる壮大で少し霧がかかったアンビエント空間とその中で鳴り響くギターによるメランコリーなメロディー。
今作もシューゲイズ〜エレクトロニカというスタイルで幻想的な世界観は変わりませんが、これまでの作品と比べるとエレクトロニックなサウンドが増し、ポストロックというよりはエレクトロニカな要素が強くなったように思います。それとポップ感も増したな〜と。
ただねぇ…彼らの曲って展開がコロコロ変わる上にアルバム全体のボリュームも凄いから、内容は素晴らしいはずなのに聴き漏らしちゃってる部分がどうしてもあって、毎回どうも感動出来ないんだよねぇ…。良いだけに勿体ない…というか、完全に自分(聴く側)の問題なんですけど…w

October 18, 2009

Disc Review #390

discreview390.jpgRid the Tree of Its Rain - DoF
前作(Disc Review #294)では歌も披露した、ペンシルヴァニアのBrian HulickのプロジェクトDoFの新作EPが、Abandon Building Recordsからリリースです。何か久しぶりな感じがしますね。
テンポ良く打ち込まれるブレイクビーツと、ラテンやジャズの香りのする小気味良い陽気なパーカッションのリズム。そこに、彼らしいキラキラしたフォーキーでポップなアコギのメロディー。と、たまに歌。
今作ではお得意のズタズタIDMビートが影を潜め、アコースティックでポップな生音主体の構成になってます。暖かくほのぼのしていてとても気持ちが良いのですが、個人的にあのビートが聴けないのはちょっと残念。ビートだけじゃなくメロディーなんかも控えめで、これまでの作品に比べると若干インパクト弱いかなー。まぁ、今作はEPなので次のアルバムに期待しましょうかねー。

Disc Review #389

discreview389.jpgFrom Here, For Anyone - Down Review
何とまぁ…豪華な2人がタッグを組んじゃいましたよ。みんな大好きArc LabNear The ParenthesisによるプロジェクトDown Reviewが、Hidden Shoal RecordingsからEP(CD-R)をリリースです。
ゆったりと静かに打ち付けるノイズ混じりのブレイクビーツに、彼らの持ち味でもあるクリアで感傷的な冷たさのある美メロディーがじわじわぁ〜と広がっていき、心地良い温度感のアンビエンス空間を創り上げています。
予想していた通りめちゃくちゃ気持ち良いです…が、これも予想していた通り、すごく似てる音楽スタイルの2人なので、そんな2人が一緒でもあまり新しさを感じないというか…。曲は決して悪くないんだけど、これを「2人で創りました!」って言われても「う〜ん…」みたいなw。なので、あまりコラボ作品って意識で聴かない方がいいかもw。

October 12, 2009

Disc Review #388

discreview388.jpgA Certain Distance - Lusine
Lusine名義では"Serial Hodgepodge"以来5年振りのリリースなんだよね…あのアルバムにはすごくお世話になった。5年振りだけど、間にLusine Icl名義でリリースしてたから、あんまり久しぶりな感じがしませんね。Ghostly Internationalから。
ゆったりと打ち付けるブレイクビーツやテンポ良く弾む4つ打ちビートに、彼らしいIDMなメロディーにカラフルなハウスっぽさや、ムーディーでオサレなジャジーっぽさを織り交ぜ、これまでのテクノ〜IDMなスタイルにいい感じにポップさが加わり、全体的にとても暖かくて柔らかい雰囲気になりました。
前作では結構バウンシーなビートと派手めなメロディーでフロア向けな感じでしたけど、今作はBPMも遅めでグッと落ち着いたラウンジな感じですね。大人な向け…?
女性のヴォイスサンプルをカットアップしてる9曲目とか好きだなー。良盤ってほどではないけど、クオリティは高く安心して長〜く聴けちゃうアルバムですね。

October 10, 2009

Disc Review #387

discreview387.jpgLight in August - Danny Norbury
Library TapesThe Boatsのアルバムに参加している、UKマンチェスターのチェロ奏者Danny Norburyのフルアルバムが、The BoatsのAndrew Hargreavesが運営するLacies' Recordsからリリース。
穏やかに奏でられる柔らかいピアノの音色を、少し湿っぽい叙情的で美しいチェロの音色が優しく包み込むようにゆっくりとゆったりと奏でられ、とても心地良いクラシカルサウンドを聴かせてくれています。
感傷的で冷たく寂し気な雰囲気だけど、メロディーラインがものすごくポジティブで暖かくて…何だろうこれ、妙にグッとくる…泣きそう。メロディーはもちろん、音の鳴り方とか広がりとか展開とか雰囲気とか…もう全てが好みだわ。これまで色々とポストクラシカルな音を聴いてきたけど、初めから終わりまで飽きずに感動し続けられるアルバムって無かったかも。聴くべし!良作!

Disc Review #386

discreview386.jpgLike Dust of the Balance - Ocher
今日、ネットで買ったCDが5枚ほど届いたんですが、まだレビューしていないCDがスピーカーの上に積まれている状態…。今日届いたCDを聴けるのはまだ先になりそうだな…。
ほい、前作と同じくBenbeculaからChris LearyによるOcherの3rdアルバムがリリースです。
ポコポコポコポコと小気味良くリズミカルにリズムを刻むブレイクビーツに、ピアノやギター、シンセなどによる美麗IDMメロディー。
ん〜王道エレクトロニカ/IDMですね。個人的に前作(Disc Review #183)がイマイチだったんですけど、前作に比べたらまぁまぁ良いかなーと。哀愁漂うキラキラしたメランコリーなメロディーなど、少しPlaidっぽく聴こえるのは僕だけでしょうか?全体の雰囲気もPlaidに近い感じはするけど、ビートが柔らかく丸い感じだからPlaidほど繊細には聴こえません…w。それから、前作同様まとまり過ぎてる感じがして、聴いててあまり面白くないかも。何か地味だし…。ん〜悪くないんだけどねー。まぁ可もなく不可もなくって感じかな。簡単に言うと普通…w。