December 31, 2009

2009 BEST !

さーて、2009年も終わりを迎えようとしています。皆さんの今年の音楽ライフは如何でしたでしょうか?私的に今年は…上半期は全くと言っていいほど良盤が出てこなかったけど、下半期はわりといい感じのリリースが続いてたかなぁ…と。相変わらず日本人は元気が良かったし、ポストクラシカルもたくさん聴きました。でも、やっぱり全体的に不作な年でしたね。CDの購入枚数も、100枚を切った去年をさらに下回る82枚でしたし。上半期はホントCD買ってなかったからな〜。
若干物足りなさの残る年でしたけど、音楽の素晴らしさは変わりません!…と、無理矢理に締めたところで、AIRs:BLOG的2009ベストです!

今年もAIRs:BLOGを見て下さった皆様、本当にありがとうございました。来年もマイペースに素晴らしい音楽を紹介していけたらなぁと思っていますので、来年も宜しくお願い致します。それでは、良いお年を〜♪
はぁ〜…やっと今年終われる〜。


2009 BEST DISC TOP10

discreview363.jpg10. From Northern Climes - LO:BLOC
これ聴いた時の衝撃はホント凄くてめちゃくちゃ聴いたけど、めちゃくちゃ聴き過ぎて後半飽きてきちゃったw。でもね、やっぱ雰囲気とか温度感はホント好みだし、メロディーも気持ちいいし。相変わらず日本人アーティスト素晴らしいな〜って思わせてくれた1枚でした。(Review Page

discreview357.jpg09. Rigning - Yagya
これも聴いたときの感触がすごく気持ちよかったのを覚えてますね。ダークな雰囲気だった前作とは真逆のクリアでYagyaらしい独特な世界観のミニマル・ダブ/アンビエント作品で、久しぶりにアンビエントらしいアンビエントを聴いたな〜と思った。本当に心地良く気持ちよかったな〜。(Review Page

discreview407.jpg08. Out in a Field - Melorman
今年ラストに紹介した盤。彼のCDリリースは待ちに待っていたので本当に嬉しかった。そして期待通りのモノを出してくれたことに感謝ですよ。正直もっと上に行くかと思ったんだけど、若干音の軽さが目立ってこの位置。だけど、王道エレクトロニカ…良くないわけがない。(Review Page

discreview306.jpg07. Distance Lends Enchantment to the View - Christ.
大御所らしい見事な仕事っぷりで「超Christ.じゃん!最高!」って思いましたもん。聴いた瞬間ランクイン確定でしたね。てか、偶然にも2007年の前作同じ順位だったりしますw。2作続けてのランクインですからね。さすがですよ♪(Review Page

discreview367.jpg06. What? - Point 7
Toytronicの復活作品。正直もうToytronicにはあまり期待してなかったんだけど、聴いてみたらホント素晴らしかった。王道エレクトロニカと古き良きテクノがちょうど良くブレンドされてる感じで、クオリティ高っ!みたいな。テクノ聴いてきた自分には完全にツボでしたね。(Review Page

discreview398.jpg05. Telepathy Dreams - Flica
今作でガラっと作風を変えてきたFlicaですが、これが大正解。救いようのないくらい地味なアルバムなんだけど、独特な世界観にものすごく引き込まれた。これね、どんよりした曇り空の下で聴いた時のシンクロ率は半端なかったんですよね。ネガティブな雰囲気なのに何故か気持ちいいみたいな…。(Review Page

discreview401.jpg04. Mindscape - niha
このアルバムはしばらくヘビロテでした。まさに期待の新人現るって感じでしたね。本当は1位にしたいくらいなんだけど、まだ音や構成に若さが感じられるので今回はこの位置。だけど、このアーティストは今後にホント期待。あのピアノのメロディーはマジでツボでしたもん♪(Review Page

discreview356.jpg03. The Nothings of The North - Ametsub
相変わらずクオリティ高過ぎでしたね。坂本龍一もラジオなどで絶賛していましたし。前作以上に細部までこだわり丁寧に作り上げられてて、ゾクゾクするほどの繊細さと緊張感があって…ホント素晴らしいアルバムでした。この人は才能に満ち溢れてる感じがする。確実にまだまだ進化しますよ。(Review Page

discreview387.jpg02. Light in August - Danny Norbury
今年聴いた…いや、今まで聴いたポストクラシカルの中でもダントツに良かったね。本当に素晴らしかった。マジで感動した。こんなにも地味で控えめな音に、ここまで心動かされた作品は初めてかも知れない。何度も言うけど、ホント素晴らしいです。とりあえず聴いてみて下さい。(Review Page

discreview380.jpg01. Nine Stories - All Apologies
Forkaのダウナーな歌がダメ…と思ったんですけど、聴いてくうちに完全に中毒になりました。Geskiaのトラックも素晴らしく歌との相性も完璧。あとアルバムタイトル通り、物語性が強く自然と引き込まれていき、毎回聴くのが楽しく飽きずに何度でも聴けるんです。こういうアルバムってなかなかないんじゃない?ホント今年1番のポップアルバムだった。(Review Page

December 30, 2009

AIRs:BLOG Compilation - The Second Half of 2009

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AIRs:BLOG Compilation - The First Half of 2009
01. Tilo - Dom Mino'
02.Hold Us - Melorman
03. Eyeme -Album Edit - Fredricson
04. Event Horizon They Waited - Christ.
05. Drum Anagrum Feat.FREEZ - Geskia
06. The WALL - All Apologies
07. グッドバイ (Album Version) - Toe
08. Cold Place - Niha
09. Into The Future - cuushe
10. Ljósið - Ólafur Arnalds
11. Gravity - Lusine
12. All In - Down Review
13. Seing - Flica
14. Lulaby For Little GG - Nikakoi

2009下半期ベスト出来上がりました。下半期も上半期同様、王道エレクトロニカからポップ系もありHipHopありポストクラシカルありロックありと、結構バラエティに富んだ内容になった感じがします。昔より色んな音楽を聴くように…というか聴けるようになったんだと思われる。うんうん。
まさかGeskiaのHipHop曲が入るとは思ってなかったけどこの曲やっぱ格好良いな〜と。Toeも結構前の曲みたいなんだけど、この間出た新譜に収録されてたので。Down Reviewも何だかんだ言って入っちゃってるしw。
まぁ今回は全体的に結構大人しめ…というか綺麗過ぎるねw。トゲがあるのはGeskiaくらいかなw?てか、今更なんだけど、この企画はモロに自分の好みが出るからちょっと恥ずかしかったりするw

December 27, 2009

Disc Review #407

discreview407.jpgOut in a Field - Melorman
これまで、CCT Records, Summer Rain Recordings, IVDT(Headphone Scienceとのスプリット), Archaic HorizonなどのネットレーベルからアルバムやEPなどをリリースしているAntonis HaniotakisによるMelormanSymbolic Interactionから初のCDリリースです。
彼の音源を初めて聴いたのは、Sixteensteps Musicというネットレーベルから出てた"Biography"というEPが初めてでした。どういう経緯でその音源に辿り着いたのかは忘れたけど、その音源を聴いた時の衝撃はしっかり覚えてます。なので、ずっとCDリリースを待っていました♪
ゆったりとした間で伸びやかにリズムを刻む柔らかく温かいブレイクビーツに、アナログシンセな温もりのある少し感傷的でセンチメンタルな泣きの美メロディー。
音数が多くない上に音と音の間が開き過ぎてる感じがして、曲自体が若干軽めに聴こえてしまうのがアレですけど、メロディーの美しさ心地良さで全然カバー出来てます♪まさにArc LabNear The Parenthesis系で完全にツボっちゃってますね。王道!良作!そのうちn5MDから出したりするんじゃないかなー。今後に期待です!

ということで、今年のレビューはこれにて終了。あとは2009下半期ベストと2009年間ベストを残すのみ!31日にアップします!

December 26, 2009

Disc Review #406

discreview406.jpgDoppelgaenger - Markus Guentner
これまでKompaktWareから2枚づつアルバムをリリースしているドイツのMarkus Guentnerの、5枚目となるアルバムがSending Orbsからリリースです。
淡く霞んだノイズ混じりの幽玄的なシンセサウンドがユラユラと浮遊しながら壮大な音空間を創りだし、そこに微かに奏でられるピアノやギターなどの音の破片を溶け込ませた、ミニマル/アンビエント〜ドローン/エクスペリメンタルな作品に仕上がってます。
Yagyaに雰囲気はそっくりなんだけど、Yagyaみたいに曖昧だけどしっかり感じ取れる温度感みたいなものはあまり感じられず、ずっと曖昧なまま…みたいな。ちょっと個人的にはアンビエントというよりはドローンに近い印象で退屈かなぁ…。だけど、幻想的な雰囲気の中に漂う不思議なスペーシーさには結構引き込まれる。あと、4つ打ちの曲は気持ち良かった…って単にビートが欲しいだけじゃん!みたいな…w。

Disc Review #405

discreview405.jpgUnknown Coordinates - Dom Mino'
クリスマスに風邪を引いて寝込んでいたDanですどうもこんばんは。そろそろ本気で年間ベストディスクを選んでまとめないとな…。あー今年も終わるねー。
Scholeで唯一の外国人アーティストDom Mino'の約2年ぶりとなる2ndアルバムがリリースです。
角が丸くコロコロ転がる柔らかいブレイクビーツに、ピュアでポップな優しいシンセやギターのメロディーが心地良く奏でられ、ドリーミーなエレクトロニカサウンドを展開しています。
前作に比べると全体的に音の厚みも増したし、構成もとても上手く聴き応えある作品に仕上がってるな〜という印象を受けました。レーベルの中では最もエレクトロニクスな音のアーティストですが、しっかりとScholeらしいほのぼのとした温もりを感じさせてくれる音を奏でています。
まぁ、ズバ抜けて良いってほどでもないけど決してハズレではないよ…という如何にもScholeらしい安心・安全な1枚って感じですw。

December 23, 2009

Disc Review #404

discreview404.jpgubusuna - いろのみ
柳平淳哉と磯部優によるユニット、いろのみの4thアルバムが涼音堂茶舗よりリリース。ん?4th?自分いろのみのCDこれで3枚目のはずなんですけど…。そうなんです、今年2月にSTARNET MUZIKから3rdミニアルバムがリリースされてたみたい…。完全にチェック漏れです…。悔しい…。後日聴きます。
さて、今作のubusuna - 産土(自然の恵みに感謝し、その土地を尊ぶこと)、雨が地にしみこみ地を潤して海となるまで…を音で表現した1枚。
水に反射する光のようにキラキラと輝く美しいピアノの音色と、柔らかいアコギと繊細な電子音響が優しく静かに奏でられ、私たちの生活にスッと溶け込んでくるようなとても心地良い音空間が広がっています。
これまで(Disc Review#299#319)と作風はほとんど変わりませんけど、物静かで凛とした緊張感が漂う彼らの世界観はやっぱり好きです。環境音楽というかサウンドアートに近いものを感じる。美しい…。

December 19, 2009

Disc Review #403

discreview403.jpgLicht Und Schatten - Field Rotation
ドイツのアーティストChristoph BergによるField Rotationの1stアルバムがFluid Audioからリリース。つーか、このアーティスト、先日マイスペで見つけたんだけど音源聴いたら良かったので、今年10月に出たこのアルバムを買おうと思ったら、限定100枚とかアホなことしてくれてて既にSold Out。仕方なくmp3で購入。あーCDで欲しいなー。
アンビエントな電子音響がユラユラと浮遊し、グリッヂ混じりの4つ打ちビートが弱く繊細なリズムを刻み、デトロイト風なシンセや輪郭のハッキリとしたメランコリーなピアノのメロディーが美しく強烈に響き渡る極上のミニマルダブ/アンビエント。
救いようが無いくらい地味で無機質ですが、要所要所で奏でられる美し過ぎるメロディーが曲にほんの少しの温もりを与えてくれるような…。何かね、ミニマルさの中にポストクラシカルっぽさを感じるんだよね。うん、こういう地味だけどメロディアスなアルバムは大好きです。良盤!

ちなみに、このアルバムのリミックスEP(こちら)と、PARALLELWELTENというEP(こちら)もあり、そちらはフリーでDL出来るので気になる方は是非〜。

Disc Review #402

discreview402.jpgWinded - Dextro
スコットランドのアーティストEwan MackenzieによるDextroの、前作(Disc Review #239)から3年前ぶりとなる2ndアルバムが、自身のレーベル16k Recordsからリリース。
ゆったりと伸びやかにリズムを刻むブレイクビーツやパーカッシブ調の生ドラムに、シンセやギターなどによるちょっぴりサイケでがっつりメランコリーな泣きの美メロディーが響き渡る、美しい100%エレクトロニカなアルバム。
基本的には前作の延長線上にある音ですごく綺麗な音を奏でているんですが、メランコリーさが増したせいかセンチメンタル過ぎる雰囲気が若干しつこく感じてしまうのは僕だけでしょうか…?あとシューゲイズ感も前作に比べると控えめになってる感じがするなー。1曲1曲の創りはすごく丁寧になったなぁ〜と素人ながら思うんだけど、何となく上手くまとまり過ぎちゃってる感じもしないでもない。決して悪くないんだけど前作の荒削りな感じのほうが個人的には好きかもー。

December 07, 2009

Disc Review #401

discreview401.jpgMindscape - niha
このnihaというアーティスト、ネットとかにもあまり詳細が載ってなくて謎です。日本のレーベルintroducingからリリースなので、どうやら日本人のようですが。
リズミカルで大胆に弾けるブレイクビーツ〜4つ打ちビートに、キラキラと降り注ぐように奏でられる色とりどりなピアノやギターなどによる極上メロディー。
正直、このアルバムを初めて聴いたときは、狙ってる感丸出しの音とパターン化してる曲展開に安っぽさを感じてしまい、あまり良い印象を持てなかったんです。何て言うか、no.9のあの態とらしさにすごく似てるというか…w。オリジナリティを感じられないというか…。だけどね、ちょっぴり切なく甘酸っぱい青春時代を思い出させてくれるような、壮大で抜けの良いキラキラしたピアノの美メロディーにおじさんちょっとやられちゃいましたよ…w。もうね、これでもか! ってくらいメロディーの嵐! 何かもうピアノだけでもいいんじゃね?ってくらいw。大胆でストレートで美しくてホント気持ち良いです!
いや〜このアーティストこれからどんどん良くなってって欲しいな〜。何となくまだ音に若さを感じるので良盤て言うにはまだ早過ぎる気はしますが…良盤です♪

December 05, 2009

Disc Review #400

discreview400.jpgYlajali - Syntaks
今年最後のレビューをちょうど#400で終われたらいいな〜なんて思ってたんですけど、ペース配分間違えて若干早過ぎましたw。ということで、レビュー#400です。はい、おめでとうございます。ありがとうございます。何かここまでくるとどんだけ暇なんだよ…って感じですが…w。まぁ、これからも行けるとこまで行っちゃおうかな思ってますので、引き続きAIRs:BLOGをよろしくお願いします。
さて、#400番目に紹介する盤は、元LimpのメンバーとしてManualらと共に活動していた、Jakob SkottによるSyntaksのフルアルバムです。限定700枚でGhostly Internationalからリリース。
ゆったりとリズムを刻むダウンテンポ〜アブストラクトなビートと、空間を埋め尽くす壮大で美しいアンビエントなシンセとキラキラと降り注ぐシューゲイズギターのメロディー。
1st(Disc Review #164)よりビートやシューゲイズなどの音のボリュームが若干控えめになり、終始きらびやかで優しくゆったりとした音色に包まれたドリーミーポップな美エレクトロニカといった感じ。全体に漂うモヤ感がまた夢見心地にさせてくれて、とても気持ちがいいです♪
てか、Syntaksって今作からAnna Ceciliaって女性と2人組になったみたいね。

December 02, 2009

Disc Review #399

discreview399.jpgFires - Le Lendemain
師走です。そろそろ下半期ベストと年間ベストディスクの準備をしなきゃならんね。今年買ったCD聴き直さないと!
さてさて、今やポストクラシカルの代表的なアーティストの1人Library Tapesと、先日素晴らしいアルバム(Disc Review #387)をリリースしたばかりのチェロ奏者Danny Norburyによるユニット、Le Lendemainのフルアルバムが好調Home Normalからリリース。
Library Tapesによる少し霞がかかった美しいピアノのメロディーと、Danny Norburyによる音の空間を埋めるようにゆったりと奏でられる美しいチェロ。そしてフィールドレコーディングスと微かな電子音。
シンプル過ぎるほどシンプルな心地良いポストクラシカルなサウンド…というか、少し実験的な音作りにも聴こえて1つ間違えればドローンになりかねないほど浮き沈みのない曲展開で、個人的には若干退屈かも〜w。