February 28, 2010

Disc Review #412

discreview412.jpgStates of Space - Another Electronic Musician
n5MDからの2010年最初のリリースは、Jase RexによるAnother Electronic Musicianの4枚目となるアルバムです。
ミニマルなダウンビートや重く軽やかに打たれる4つ打ちビートに、アンビエントな空間の中で響くシンセやピアノなどによるシンプルでクリアなメロディー。
前作(Disc Review #343)で、彼の持ち味だったミニマル・ダブな音にハウス的な要素をプラスしてとても温かみのある見事な音に化けたなぁ〜と思っていたんだけど、今作は何となく初期のミニマル・ダブ〜テクノなサウンドに戻っちゃった感じがしますね…。まぁ、前作っぽい曲もあるんだけど、全体的に纏まりがない中途半端な出来上がりといった感じ。う〜ん…前作が良かっただけにかなり期待しちゃってたから、ちょっと残念さが残っちゃったなー。

February 15, 2010

Disc Review #411

discreview411.jpgThe Fabric - [Post-Foetus]
Flicaなどのリリースでお馴染みの良質レーベルMu-nestから、Will Wiesenfeldによる[Post-Foetus]のデビューアルバムがリリース。まだ20歳のアーティストですってよ。
コロコロと転がるように柔らかいリズムを刻む4つ打ち〜生ドラムなどのビートに、アコギ、ピアノ、ストリングス、シンセなどによる緩やかで優しい温もりのあるドリーミーなメロディーがユラユラと浮遊し、とてもほのぼのとしたウォーミーなポップアルバムに仕上がっています。
ちょっと自分にはユル過ぎて正直物足りなさを感じましたが、まぁエレクトロ・アコースティックっぽい雰囲気が好みな人にはツボでしょうね。I am Robot and Proudに生っぽさをプラスしたような感じかなぁ…。でもね、結構幅の広い音をしてて色んなポップ感があるから、聴き方によってはすごく面白いかも。なんかちょっとだけ実験的というか音響っぽい感じもするんだよね。

February 08, 2010

Disc Review #410

discreview410.jpgConstellations - Balmorhea
前作(Disc Review #360)から1年も経たないうちに早くもBalmorheaの新作4thアルバムがWestern Vinylよりリリース。
控えめなドラムに、ピアノやアコギ、バンジョーやヴァイオリンなどによる美しくしっとりとしたメランコリーなメロディーがゆっくりと優しく奏でられます。
前作で聴けた力強いポストロック的な要素はほとんどなく、1stや2ndのポストクラシカルにミニマル的な要素が混ざったとても繊細でシンプルな作品に仕上がっていて、これまでの作品と比べると音数がかなり減ってるので若干物足りなさを感じるかもしれませんが、静寂な雰囲気の中でも彼ららしい音の温もりは充分に感じ取る事ができ、とても心地良い上質なサウンドを体感することができます。
今作は良い意味でホント地味です。すごく丁寧に作られていて繊細さが半端ない。うん、彼らはどの路線でもハズレがなさそう。クオリティ高。