March 28, 2010

Disc Review #417

discreview417.jpgStrangeness - Kazumasa Hashimoto
Kazumasa Hashimotoの5作目となるアルバムがnobleよりリリースです。何気にこの人の作品は全部聴いてるんですよね。
柔らかい生ドラムとベースによる温かいグルーヴ、ピアノやギターなどによる淡く優しい少し古臭いクラシックな雰囲気のあるメロディー、そして前作(Disc Review #293)に引き続きヴォーカルにGutevolkを招き、前作以上に歌を全面に押し出していて、これまでのポップさをさらに押し進めた感じの内容になってます。
楽器全てを1人で演奏しているからか、構成の荒さとか音の歪みみたいなものを感じるんだけど、それが逆に柔らかいハーモニーとノスタルジックな空気感を創り出していて、アルバム全体がとても心地良いアナログな温もりに包まれてるんです。ただ明るいだけのポップさじゃなくて、控えめで上品さのあるポップさ。Gutevolkの声もすごく合ってるしね。8曲目大好き♪

March 20, 2010

Disc Review #416

discreview416.jpgGrassland - Akira Kosemura
傑作アルバム "Tiny Musical"(Disc Review #339)から約1年半、もうすっかりお馴染みのレーベル"Schole"のボス Akira Kosemuraの新作アルバムがリリースです。てか、"Tiny Musical"と今作の間に"Polaroid Piano"というピアノ+フィールドレコーディングスなアルバムも出してたね。レビューしてないや。
柔らかく軽やかにリズムを刻むブレイクビーツ〜4つ打ちビートに、ピアノやギターによる彼らしい優しく綺麗なメロディー。
今作は、haruka nakamuraやme:moなどなど様々なアーティストがギターやヴォーカルとして参加しています。前作に比べると生音中心でより牧歌的な雰囲気になってますね。音自体もぼやけた感じで温かみが増していて、ちょっと個人的にはユル過ぎる感じはするけど、とても優しく幸福感に満ちあふれた…というか、あふれ過ぎてる美しいアルバムに仕上がっています。
あ、初回限定版は7曲の映像作品を収録したDVD付き。前作に収録されてた個人的名曲"Light Dance"の映像も入ってます♪

March 15, 2010

Disc Review #415

discreview415.jpgduskscape not seen - V.A
日本とアイスランドを拠点とする新レーベルnothings66が始動です。レーベル第一弾リリースとなる今作は、HeliosGoldmundYagyaL'usineThe Gentleman LosersColor CassetteDub TractorSons Of MagdaleneaMute...などなど、なかなか粒の揃った20組のアーティストが参加したコンピレーションアルバムになります。
ここ最近のエレクトロニカ〜アンビエント〜ポストクラシカル〜エクスペリメンタルの良いとこ取りといった内容で、全体的にしっとりと緩やかで上品さのある落ち着いた雰囲気のコンピに仕上がっています。
程よいマニアックさを感じる、なかなかツボを付いたアーティスト選びにレーベルの人選センスの良さが伺えます。各アーティストの楽曲のバランスなども良いし、とても纏まっている良コンピだと思います。アイスランドの音も人気あるし、今後が期待なレーベルですね♪
あとこのレーベルAmetsubも絡んでるっぽいね。今後ここからリリースとかあるのかな〜。

March 14, 2010

Disc Review #414

discreview414.jpgLife at the End of the World - subtractiveLAD
n5MDのアーティストの中では恐らく一番リリース数が多いんじゃないかな?2005年のデビュー(Disc Review #063)以来、年1ペースで必ず出してますからね。素晴らしいです。ということで、Stephen HummelによるsubtractiveLADの6枚目となるフルアルバム。
ユラユラと漂うように奏でられるノイズ混じりで少し煙たいアンビエント/ドローンな空間系シンセサウンドの中に、ピアノやギターの美しい音色を溶け込ませた極上のアンビエントサウンドを聴かせてくれています。
はい、完全なるアンビエント作品です。ビートなんてものはありません。いりません。ホントに美し過ぎて涙が出る…。前から言ってるけど、ぼやけたドローンな雰囲気の中にほんの少しだけメロディーの温かみを感じられるアンビエントって大好きです。彼はIDMな1stからアルバムごとにどんどんアンビエントにシフトチェンジしていってて、今作で完全に行き着いたんじゃないかな?何かもう…何も言う事無いくらいの出来栄です。ホント素晴らしい!激良盤♪聴け!

March 06, 2010

Disc Review #413

discreview413.jpgWelcome Stranger - ent
昨年の2月にPrecoからリリースされた、Atsushi Horieによるentの1stアルバムが、なんと! US盤としてn5MDからリリース!Precoのオリジナル盤の7曲に加えて、Kettel, Near the Parenthesis, Heliosのリミックスが新たに収録されてます。
リズミカルに刻まれる生ドラムの緩やかなリズムに、ギターやシンセによる温かくポップでカラフルな柔らかいメロディー。そしてentによる淡く切なくほのぼのとした歌。
メロディーのアルペジオがとても清々しく気持ち良いですね。全体にすごくポップな雰囲気が漂っていますが、ちょっとおセンチな青春エレクトロニカな曲だったり、サイケちっくでローファイな曲だったり、爽快なギターロックな曲だったりと、彼のポップな世界の中で色んな音が上手い具合にまとめ上がってるな〜という感じです。n5MDにしてはちょっとポップ過ぎる感じはしますが…w。
リミックスは、Kettelはやはりこの手の音の扱いには慣れてる感じですねw。NTPも彼の色に上手く染め上げてる感じがしました。Heliosはちょっと手抜いてない?という印象ですけどw、まぁHeliosって分かる程度の仕上がりには…。