May 29, 2010

Disc Review #427

discreview427.jpgThe Longed-For Season - When the Clouds
今年はCDを買わな過ぎていて、このままでは音源不足で毎年恒例の上半期ベストが作れない!と焦り出して、1月からのリリースチェックを今になってやってる次第でございますよ…。
はい、新人さんです。イタリアのFrancesco GalanoによるWhen The CouldsのデビューEPがDrifting Fallingからリリース。
小気味よいリズムを刻む、グリッヂ/クリックが散りばめられた繊細なダウンビートに、ピアノやギターによる優しくちょっぴり切な気なメロディーがユラユラと浮遊し曲全体を包み込んでいきます。
まぁ、これと言って珍しさはありませんが、メロディーラインとか温度感は好きです。叙情的な展開のポストロックな要素と、エレクトロ・アコースティックっぽい牧歌的な要素が合わさったような感じですね。柔らかくほのぼのしてて、Album Leafなどに近いので日本人受けする音じゃないかなー。

Disc Review #426

discreview426.jpgMusic For The Forest Concourse - Near The Parenthesis
個人的にn5MDの中で一番リリースが楽しみなアーティストかも…ということで、待ちに待ったTimothy ArndtによるNear The Parenthesisの新譜がお目見えです。
繊細で控えめな奥行きのあるブレイクビーツに、深みがありとてもクリアでストレートなピアノによる美し過ぎるメロディー。
もうね、彼のこの冷たい温もりのある音は本当に心地よくてめちゃくちゃツボ!…なのですが、このアルバム、確かに1曲1曲はめちゃくちゃ良いんですけど、どの曲も使ってる音や曲の雰囲気・展開などが同じなんですよ。だからアルバムを通して聴くと、波がないからものすごくつまらなく感じてしまうんですよね…。
ほら、美人ばかりだとお互いの魅力を殺し合っちゃって光らないけど、隣にブサイクがいることによってその美人が引立つ…ホントそんな感じ。(良い意味での)ブサイクな要素も少し欲しかったな〜…と、何だか非常にもったいなくそして贅沢なアルバムです。まぁ、買いか買いじゃないかって言ったら迷わず買いのアルバムですけど!

May 23, 2010

Disc Review #425

discreview425.jpgWhere Do We Float From Here? - Ruxpin
アイスランドのJonas Thor GudmundssonによるRuxpinの6枚目となるアルバムがn5MDからリリース。今作は2009年にn5MDのサブレーベルEn:peg Digitalからデジタルリリースされてたものなんですが、それが今回CDとしてリリースされました。
バウンシーでパーカッシブ調なリズムを刻む大胆なブレイクビーツに、スペーシーな空間でキラキラと響き合う柔らかく繊細なシンセによる美メロ。
はい、王道なIDMサウンドですね。前作(Disc Review #212)に比べると、音もクリアになって何だか妙にスッキリ纏まってて初めちょっと物足りなさを感じてたんですよね…。なんと言うか、展開にほんの少しだけテクノっぽい単調さを感じるというか。だけど、このビートとメロディーのお奥行き感はホントすごく気持ちがいい♪
今はもうこういう音出すアーティストって激減しちゃったんで、是非とも彼にはこれからも頑張ってもらいたい(切実)。

May 16, 2010

Disc Review #424

discreview424.jpgOf Embers - Bitcrush
相変わらず絶好調なレーベルn5MDから、レーベルのボスBitcrushの新作がリリースです。前作(Disc Review #333)は編集盤だったので、オリジナルとしては4作目ですね。
力強く伸びやかにリズムを刻む生ドラムと太いベース、そしてユラユラと浮遊するアンビエント空間の中で響き渡るザラついたギターとキラキラと美しいシンセによる美メロディー。
どの曲も壮大ですごく気持ち良いしメロディーも綺麗だし展開もドラマティックだし、とても良いんだけど…何だか中途半端な感じがするんだよなー。スケールのでかさは伝わってはくるんだけど、聴いてくうちに薄っぺらく聴こえてくるというか…。ポストロックではなくポストロック風…みたいな。そんな感じ。この音ならバンドでやるべきだ…と、友人の某すずめ氏も言っておられました。ホント、バンドサウンドを一人でやっちゃってる…そんな感じです。一応、念のためもう一度言っておきます。悪くはないですw

May 11, 2010

Disc Review #423

discreview423.jpgTommy - Dosh
あい、お馴染みMartin DoshによるプロジェクトDoshの5枚目となるフルアルバムがAnticonからリリースです。
Doshならではのバカスカバカスカと軽快に刻まれる生ドラムによるブレイクビーツ〜ゆったりとした心地よいダウンビートに、シンセ、ピアノ、ギター、サックス、鉄琴などなどホント様々な楽器によるポップで温かみのあるカラフルなメロディー。
前作(Disc Review #313)も地味めだったけど、今作もメローでゆるめな曲が多い気がする。まぁ曲構成は相変わらずザックリとした大胆さで気持ち良いですわ。何て言うかさ…音の散らかし方が本当に上手いんだよ。毎回言うけど、この人はホント才能あるねー。
いや〜この音は是非ともライブで聴きたい!…ということで、TAICOCLUBが楽しみなわけであります♪

May 09, 2010

Disc Review #422

discreview422.jpgDrowned in Light - Manual
Jonas MunkによるManualの6枚目?となる新作がDarlaからリリース。
心地よいゆったりとしたダウンビート〜4つ打ちのリズムに、包み込むように奏でられるアンビエントなシンセサウンドとディレイやリバーヴのかかったギターの上モノがユラユラと揺らぎ、Manualらしい奥行きのある壮大でキラキラしたシューゲイズ〜アンビエントなアルバムに仕上がってます。
ここんとこずっとノンビートなアンビエント作品が続いてたけど、今作は "azure vista" 以来かな?ビートありのドリームポップ路線は。いや〜まぁ悪くはないんだけどぉ…久しぶりのこっち路線のわりにはあまり代わり映えしねぇな〜みたいなw。ちょっと期待しすぎていた部分もあるんですけど…w。正直、今の自分にはちょいと退屈かも〜。

May 05, 2010

Disc Review #421

discreview421.jpgSleepy Insect Music - The Boats
気づいたらレビュー待ちのCDが10枚ほどスピーカーの上に積まれていますよ。。。果たして処理できるのでしょうか…。むー。
The Remote ViewerのCraig TattersalとAndrew HargreavesによるThe Boatsのレアトラック集が、flauHome Normal共同でのリリース。
ゆったりとリズムを刻むクリック&グリッヂ混じりの柔らかいブレイクビーツ〜4つ打ちビートに、デリケートな電子音が散りばめられた生楽器による優しく叙情的な美し過ぎるメロディー。
いや〜やっぱ彼らの音楽は素晴らしい。下手に扱ったら壊れてしまいそうなくらい繊細な音で丁寧に丁寧に組み立てられている楽曲たち…良くないわけがないです。ホント溜め息が出るほど…。全体を包み込む程よいノスタルジックさとソフトな耳触りの音がめっちゃくちゃ心地よいです♪良作!