June 19, 2012

Disc Review #493

discreview493.jpgNorthern Birds - Polar M
Ian Hawgood主宰のレーベルHome NormalのサブレーベルNomadic Kids Republicからリリースされた、京都在住のムラナカマスミによるソロ・プロジェクトPolar Mの1stアルバム。
ゆるやかに奏でられるグリッヂ混じりのアンビエントなシンセサウンドに、ピアノやギターによる美しく澄んだ音色のメロディーが響き渡り、音色も少なくとてもシンプルな構成だけどすごく壮大で美しい音空間を作り出しています。
リズム要素ははほとんどなく、ギターとピアノによるメロディーが中心な構成です。だけど意外とノイズっぽくてノスタルジックさもあるから、生音のメロディーがとても引き立っていて曲全体の雰囲気がすごくイイです。シンプルだけどホント綺麗な音ですね。ユラユラと気持ち良いアルバム。

June 04, 2012

Disc Review #492

discreview492.jpgTo Destroy A City - To Destroy A City
未だに去年リリース分のレビューが終わりませんよ。あと10枚くらいある…。そして、今年まだ数枚しかCD買ってなくて買う予定CDリストを付けているんだけど、ざっと40枚くらいある…。
はい、シカゴの3ピース・バンドTo Destroy A Cityのデビュー・アルバムがn5MDよりリリース。
伸びやかな生ドラム〜打ち込みビートが緩やかで暖かいリズムを刻み、響き渡るノイズギターの中でシンセやギターによる美しくクリアなメロディーが力強く壮大に奏でられ、n5MDらしいポストロック〜シューゲイズサウンドを展開しています。
何かもうアンビエントな空間でポストロックを奏でてる感じのいかにもn5MDって感じの音ですね。すごく壮大な世界観だしメロディーもキレイだし決して悪くないんだけど、ちょっとどの曲もゆったりし過ぎて単調かなーと。どの曲も一緒に聴こえちゃうみたいな。まぁ、n5MD好きなら買っておいて間違いはないけどね。

Disc Review #491

discreview491.jpgDelirium Portraits - Tobias Lilja
前作(Disc Review #228)から約4年ぶりとなるスウェーデンのアーティストTobias Liljaによる3rdフルアルバムが、前作と同じくn5MDよりリリース。
ぼんやりと煙たく籠ったような4つ打ち〜パーカッシブなアブストラクトビートに、ピアノやシンセによるしっとりしたムーディーなメロディーとネチっこい歌。
個人的に前作は(特に声が)生理的にダメで、彼の音楽はちょっとトラウマになってたんですが、今作はリズムもメロディーもしっかりしてて意外と聴けましたw。
まぁ前作の陰気な雰囲気は残ってはいるんですが、ビートも結構リズミカルだったりメロディーもムーディーなハウスっぽさがあるので、思いの外ポップで聴きやすくなってますね。特に8曲目の音や展開は格好良かったりもしますし。